『ギャラクシーウォーズ』は、1979年にユニバーサルから登場したアーケード用シューティングです。画面下の発射台からミサイルを撃ち上げ、上空を横切るUFOを撃破していきます。特徴的なのは、発射したミサイルを左右に誘導できることです。画面内を漂う隕石を避けながら、ミサイルをUFOまで届かせる独特の操作感が本作の魅力です。
ゲーム概要
『ギャラクシーウォーズ』は、画面が大きくスクロールするタイプではなく、限られた画面内でUFOと隕石の位置を見ながらミサイルを通していくシューティングです。プレイヤーは画面下部の発射台を使い、上空を移動するUFOを狙います。
1パターンに登場するUFOは8体です。すべてのUFOを破壊すると次のパターンへ進みます。面が変わっても基本ルールは同じですが、隕石数が増えていくため、同じような画面でもプレイ感は少しずつ厳しくなります。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 1面のUFO数 | 8体 |
| クリア条件 | UFOを8体すべて破壊 |
| 次面への進行 | 全UFO撃破後に次パターンへ移行 |
| 最終面 | 固定の最終面はなく継続 |
明確なエンディングを目指す形式ではなく、発射台が尽きるまでパターンを進めていくループ型です。パターンを進めるほど隕石が増え、後半はUFOを狙う前にミサイルの通り道を探す場面が増えていきます。
ゲーム画面

画面最上部にはスコア表示が並んでいます。左側には1Pのスコア、中央にはハイスコア、右側には2Pスコアの欄があります。プレイ中の得点がここに加算されていきます。スコア表示は青や黄色など異なる色で描かれ、視認性が高い作りになっています。その下には敵キャラクターであるUFOが横一列に並んでいます。上段はピンク色のUFO、下段は青色のUFOが並び、左右方向にループ移動していきます。プレイヤーの目的は、このUFOにミサイルを体当たりさせて撃墜することです。さらにその下には画面を左右に動く隕石が多数表示されています。黄色、紫、緑など複数の色が使われており、動きも異なるため、プレイヤーにとっては避けるべき危険要素です。隕石は画面上部から下部にむけて徐々に降りてくるため、プレイヤーはミサイルを操ってこの隙間を通り抜ける必要があります。画面下部の中央にはプレイヤーの発射台が描かれています。この発射台からミサイルが発射され、画面上方向へ飛んでいきます。画面最下部には残機表示とクレジット表示があります。左側には発射台のアイコンが3つ並んでおり、これはプレイヤーの残機数を示しています。右側にはクレジット01と表示され、ゲームに投入されているクレジット数が確認できます。
操作方法
発射前と発射後で操作の意味が変わります。発射前は発射台の位置を整え、ミサイル発射後は飛行中のミサイルを左右に誘導します。撃って終わりではなく、発射後にどのルートを通すかが攻略の軸になります。
| 操作 | 内容 | 攻略での使い方 |
|---|---|---|
| 左右移動 | 発射前は発射台を左右に動かす | 狙うUFOや隕石の隙間に合わせて、発射位置を調整する |
| ミサイル誘導 | 発射後はミサイルを左右に動かす | 隕石を避けながら、UFOへ向かう軌道に修正する |
| 発射ボタン | ミサイルを撃ち上げる | 上まで抜ける道が見えたタイミングで撃つ |
| 発射後の調整 | 飛行中のミサイルを細かく曲げる | 真正面から狙えないUFOにも、横から寄せて当てられる |
見切り発射は避けたいところです。UFOだけを見て撃つと、途中で隕石にぶつかりやすくなります。発射前に上まで抜ける道が見えていないと、ミサイルを途中で失いやすくなります。慣れないうちはUFOへの最短ルートよりも、隕石の少ない安全なルートを選ぶ方が長く遊びやすくなります。
まっすぐ撃って当てるよりも、隕石の少ない側から入れてUFOへ寄せる意識を持つと、狙える場面が増えます。隕石の配置によっては、真正面から撃つよりも、ゆるく曲げてUFOへ届かせる方が安全です。
UFOの動き
UFOは8体で構成され、4体ずつ2つのグループに分かれて動きます。2つのグループは逆方向に移動するため、狙いやすいUFOと狙いにくいUFOが場面ごとに入れ替わります。画面端に到達したUFOは反対側へ回り込むので、無理に追いかけるよりも、狙いやすい位置に来るまで待つ方が安全です。
残りUFOが少なくなると、最後の数体をどう仕留めるかが難しくなります。隕石の配置によっては、強引にミサイルを曲げないと届かない場面もあります。最後の1体ほど焦って撃ちたくなりますが、発射台を失うリスクも高いため、通せる道が見えるまで待つ判断が効いてきます。
隕石の仕様
隕石はミサイルの進路をふさぐ障害物です。1面目では5個から始まり、パターンをクリアするたびに1個ずつ増えていきます。隕石数は最大32個まで増え、28面目以降は32個の状態で続きます。
| パターン | 隕石数 |
|---|---|
| 1面目 | 5個 |
| 2面目 | 6個 |
| 3面目 | 7個 |
| 4面目 | 8個 |
| 10面目 | 14個 |
| 15面目 | 19個 |
| 20面目 | 24個 |
| 27面目 | 31個 |
| 28面目以降 | 32個 |
隕石は数が増えるだけでなく、序盤の数面では動きの段階も変わります。特に4面目以降は、UFOの真下からまっすぐ狙うだけではミサイルが通りにくくなります。28面目以降は最大数の32個で固定され、画面内の障害物がかなり多い状態でプレイが続きます。
スコア仕様
まず基本になるのは、UFO撃破点です。UFO撃破時の得点は、パターンの進行度とミサイルの当たり方で変わります。序盤は100点台から始まり、面が進むと段階的に上がります。5面目以降は500点または550点が基本になります。同じUFOを倒しても、当たり方によって末尾に50点が付くため、スコア狙いでは命中位置も見逃せません。
| パターン | 通常撃破点 | 高得点命中 |
|---|---|---|
| 1面目 | 100点 | 150点 |
| 2面目 | 200点 | 250点 |
| 3面目 | 300点 | 350点 |
| 4面目 | 400点 | 450点 |
| 5面目以降 | 500点 | 550点 |

もうひとつ覚えておきたいのが、600点ボーナスです。通常の撃破点とは別に、条件がそろうと600点が入ります。これは完全な運ではなく、パターンの周期、残りUFO数、ミサイルの命中位置が関係します。実戦では、特定の残りUFO数になった場面をボーナスチャンスとして意識すると狙いやすくなります。
| 対象パターン | 目安となる残りUFO数 |
|---|---|
| 1・5・9・13面目… | 残り5体のとき |
| 2・6・10・14面目… | 残り4体のとき |
| 3・7・11・15面目… | 残り3体のとき |
| 4・8・12・16面目… | 残り2体のとき |
600点ボーナスは、上記の残りUFO数に加えて命中位置も関係します。対象の残り数でUFOを倒せば必ず600点になるわけではありませんが、高得点を狙うなら4面周期のボーナスチャンスは覚えておきたい要素です。
得点を稼ぐ意味として大きいのが、エクステンドです。設定により3000点または5000点到達時に発射台が1基追加されます。何度も繰り返し増えるタイプではなく、基本的には1ゲーム中1回の追加です。序盤で高得点命中や600点ボーナスを拾えると、後半に挑める余裕が生まれます。
| 設定 | エクステンド条件 | 効果 |
|---|---|---|
| 標準寄り | 3000点 | 発射台を1基追加 |
| 高難度寄り | 5000点 | 発射台を1基追加 |
スコアを伸ばすなら、序盤は高得点命中と600点ボーナスを狙い、中盤以降は生存を優先する方が安定します。隕石が増えてから得点にこだわりすぎると、ミサイルを失いやすくなります。稼げる場面で稼ぎ、危ない場面では確実にUFOを減らす切り替えが効いてきます。
発射台と残機
プレイヤーは複数の発射台を持ってゲームを開始します。初期発射台数は設定によって2基から5基まで変化します。標準的には3基設定で遊ぶことが多いでしょう。ミサイルがUFOを撃破できずに失敗すると、残り発射台数が1つ減ります。発射台がなくなるとゲーム終了です。
| 設定内容 | 開始時の発射台 |
|---|---|
| 少なめ | 2基 |
| 標準 | 3基 |
| 多め | 4基 |
| 最多 | 5基 |
ミサイル1発の重みが大きいゲームなので、見切り発射は避けたいところです。特に隕石が多い場面では、UFOに届く前に失敗しやすくなります。発射台はミスごとに減っていくため、エクステンドで1基増やせるかどうかが中盤以降の粘りに直結します。
クリア・メッセージ
特定のパターンをクリアすると、画面にメッセージが表示されます。到達状況に応じた称賛メッセージで、プレイ中の節目として楽しめます。33面クリア時には「GIVE UP!」というユニークなメッセージが出ますが、そこでゲームが終わるわけではありません。

| 到達条件 | 表示メッセージ |
|---|---|
| 3面クリア | GOOD!! |
| 7面クリア | VERY GOOD!! |
| 10面クリア | WONDERFUL!! |
| 15面クリア | FANTASTIC!! |
| 33面クリア | GIVE UP! |
とくに33面の「GIVE UP!」は、隕石が最大数になった後もしばらく生き残った証になります。ハイスコア狙いだけでなく、到達目標としても分かりやすい節目です。まずは3面、7面、10面と段階的に目標を作ると、上達の手応えを感じやすくなります。
攻略のポイント
序盤の狙いは、隕石が少ないうちに得点を稼ぐことです。1面目から4面目まではUFO撃破点が段階的に上がっていくため、無理のない範囲で高得点命中を狙いたいところです。エクステンドが3000点設定なら、序盤のミスを抑えるだけでも発射台追加が見えてきます。
序盤で覚えたいのは、ミサイルの曲げ方です。UFOの真正面から撃つよりも、少し横から撃ってミサイルを寄せる練習に向いています。隕石が少ないうちに、曲げすぎたときの失敗感覚もつかんでおくと、中盤以降に対応しやすくなります。
中盤の狙いは、UFOより先にミサイルの通り道を見つけることです。隕石が増えると、まっすぐUFOを狙える場面が減ってきます。狭い隙間に無理やり通そうとすると、途中で隕石に当たりやすくなります。焦って撃つより、確実に抜けられるタイミングを待った方が発射台を残しやすくなります。
中盤では、発射直後に大きく曲げるより、最初は安全な縦ルートを取り、UFO付近で横に寄せる意識が安定します。UFOは画面端で反対側へ回り込むため、今すぐ狙いにくいUFOを急いで撃つ必要はありません。狙いやすい位置に来るまで待ち、隕石の隙間と重なった瞬間に撃つ方が成功しやすくなります。
後半の狙いは、生存を優先して確実にUFOを減らすことです。とくに28面目以降は隕石数が最大の32個になり、ミサイルの通り道を見つけるだけでも難しくなります。UFOを狙う前に、まず隕石の流れを見て、どの隙間なら上部まで届くかを見極めます。
後半は、1発で仕留めるよりも、撃てない時間を我慢する方が大切です。600点ボーナスや高得点命中を狙える場面でも、ルートが危険なら見送った方がよいです。発射台数に余裕がないときは、最も狙いやすいUFOから確実に減らし、危険な角度の誘導は避けましょう。33面クリア時の「GIVE UP!」表示を目指すなら、撃てる場面をじっくり待つ姿勢が効いてきます。
隕石突破術

隕石は左右に往復しながら段を下げる牛耕式の動きをします。ステージが進むごとに隕石は1つずつ増えていき、後半は画面が隕石で埋まるようになります。隕石は左方向へ動く場合は遅く、右方向へ動く場合は速いという特徴があります。速い隕石の後ろを追いかけると衝突しやすいため、あらかじめ通路を作る意識で操作すると安定します。中級以上のテクニックとして、隕石を盾にして光線を避ける方法があります。隕石の背後に入れば光線を防げるため、安全に突破できます。また、ミサイル先端のわずかな判定を使って光線を弾くことも可能です。後半は加速と減速を細かく切り替える必要があり、狭い間を抜ける判断力と慣れが必要になります。

なお、後半では、隕石の密度が高くなり、最下段に隕石が集中して、ミサイルの発射台がなかなか出現しないというシチュエーションが頻発します。
プレイバック
当時、筆者はゲームセンターで『ギャラクシーウォーズ』をプレイしたことがあります。画面下からミサイルを撃ち上げ、隕石の間を抜けながらUFOを狙う操作は、ほかのシューティングとは少し違う手触りがありました。撃ったあともミサイルを左右に動かせるため、タイミングだけでなく、発射後の誘導がうまくいくかどうかで結果が変わるゲームでした。
このゲームは、当時コロコロコミックで連載されていた漫画『ゲームセンターあらし』でも取り上げられていました。作中では、主人公のあらしが必殺技「炎のコマ」で『ギャラクシーウォーズ』を攻略していました。実際にゲームセンターで遊んだ記憶と、漫画の中で描かれた派手なプレイが重なり、このタイトルをより強く覚えるきっかけになりました。
それから年月が経ち、筆者はゲームメーカーに入社しました。そこで、思いがけずスーパーファミコン版『ギャラクシーウォーズ』に関わることになります。かつてゲームセンターで遊び、『ゲームセンターあらし』でも読んでいたタイトルに、今度は作り手として向き合うことになりました。
SFC版では、パッケージイラストを『ゲームセンターあらし』の原作者であるすがやみつる氏に依頼しました。すがや氏に承諾いただき、そのイラストは実際に製品パッケージとして使用されました。漫画で『ギャラクシーウォーズ』を描いていた方に、SFC版のパッケージを手がけていただけたことは、このタイトルならではのつながりです。
『ギャラクシーウォーズ』は、筆者にとって、プレイヤーとして遊んだ記憶と、作り手として関わった記憶の両方が残るタイトルです。当時のゲームセンターの熱気や、漫画とゲームが近い距離にあった時代を思い出させてくれる一本でもあります。

