アーケード版『ニューヨークニューヨーク』燃料補給が鍵の独創的SHT

ニューヨークニューヨーク

『ニューヨークニューヨーク』は、1980年にシグマ・エンタープライゼスから登場したアーケード用固定画面シューティングです。プレイヤーは画面下部のミサイルベースを左右に動かし、ニューヨークを襲う敵機やUFOをショットで迎え撃ちます。星空を背景にした縦画面、日本語ボイスを交えた演出、UFOが落とす爆弾の緊張感が印象に残る一作です。操作は左右移動と1ボタンだけですが、通常敵をしのいだ後にUFOへ挑む流れや、進行に応じて変わる得点を知ると攻略の見え方が変わります。画面の見方、ミサイルベース、スコア、UFO爆弾数を押さえながら、長く粘るための立ち回りを見ていきます。

目次

ゲーム概要

『ニューヨークニューヨーク』は、画面下のミサイルベースで上空の敵を撃ち落としていく固定画面型シューティングです。スクロールはなく、限られた画面内で敵の動き、敵弾、UFOの爆弾を見ながら左右に動いて戦います。

ゲームはスクリーン単位で進みます。各スクリーンでは通常敵の攻撃が3段階に分かれて展開され、その後にUFOまたは特殊ターゲットのフェーズへ移ります。UFOを撃破、またはフェーズを抜けると進行度が更新され、次のスクリーンへ進みます。

項目内容
ジャンル固定画面シューティング
プレイヤーの目的敵機やUFOを撃破し、ニューヨークを守る
操作左右2方向レバー+1ボタン
2人プレイ交互プレイ
進行形式スクリーン進行型
終了形式固定の最終面ではなく、継続して進行するループ型

敵や敵弾にミサイルベースが当たるとミスになります。ミサイルベースをすべて失うとゲームオーバーです。一般的な残機にあたる要素ですが、ゲーム内の表記や雰囲気に合わせるなら「ミサイルベース」と呼ぶ方が自然です。

画面の見方

ニューヨークニューヨーク

画面上部には1Pスコア、トップスコア、2Pスコアが並びます。プレイ中は画面下部にミサイルベースがあり、その近くに予備のミサイルベースも表示されます。左下には「P-01」のようなスクリーン表示、右下には「C-00」のようなクレジット表示が出ます。

プレイ中に最も見るべきなのは、画面中央から下にかけての空間です。敵を撃つために上ばかり見ていると、敵弾やUFO爆弾に追い込まれます。ミサイルベースの左右にどれだけ逃げ道が残っているかを見ながら撃つと、ミスを減らしやすくなります。

位置表示内容見る場面
左上1-UPスコア1P側の得点確認
中央上TOP SCORE最高得点の確認
右上2-UPスコア2P側の得点確認
画面下部ミサイルベース、予備ベース自機位置と残り数の確認
左下P-01などスクリーン進行の目安
右下C-00などクレジット数の確認

背景には星空が表示され、宇宙からニューヨークへ敵が迫る雰囲気を作っています。タイトル画面には「NEW YORK NEW YORK」や「YOU MUST SAVE NEW YORK FROM GEO」といった文字が表示され、プレイヤーに街を守る役割を与える構成になっています。

操作方法

操作は左右移動とショットだけです。上下入力は使いません。ミサイルベースを左右に動かし、敵が射線に入ったところでショットを撃ちます。操作自体は単純ですが、敵の動きと弾の流れを見て、撃つ場所を選ぶ必要があります。

左右レバーミサイルベースを左右に移動する敵弾を避けながら、敵を狙いやすい位置へ移動する
ボタン1ショットを発射する敵機やUFOに向けて撃ち、画面上の脅威を減らす
1P START1人プレイを開始するクレジット投入後に使用する
2P START2人交互プレイを開始する2人で交互に遊ぶときに使用する

ショットはミサイルベースから上方向へ発射されます。敵やUFOに命中すると撃破またはダメージ処理が入り、得点が加算されます。画面外まで届いたショットは消えるため、むやみに撃ち続けるより、敵が近づくラインを読んで撃つ方が安定します。

敵を撃つときは、左右どちらかへ避ける余白を残したまま撃ちます。中央付近から撃てば左右どちらにも逃げられますが、端から撃つと次の弾に対して逃げ道が片側しかありません。端で撃つ場面は、敵を倒した直後に中央へ戻る意識を持ちたいところです。

敵の流れ

スクリーン開始直後は、まず通常敵の動きを見て弾筋を覚える時間になります。敵を倒すことだけを考えると、画面下で逃げ場をなくしやすいため、最初のうちは中央寄りの位置を保ちながら撃てる敵を拾っていくのが安全です。

通常敵の攻撃は3段階で展開されます。1段階目を抜けてもすぐに次の攻撃へ移るため、敵を倒した後に位置を整える動きが欠かせません。撃つ、少し避ける、中央へ戻る。この小さな繰り返しがスクリーン突破につながります。

通常敵の攻撃を3段階抜けると、UFOまたは特殊ターゲットのフェーズへ移ります。ここでは敵を追う感覚から、爆弾の落下ラインを避けながら撃つ感覚へ切り替えます。UFOの真下に居続けると爆弾で逃げ場を削られるため、少し横から撃つ姿勢を作ると安定します。

進行内容プレイ中の意識
通常敵1スクリーン開始後の敵攻撃中央寄りで弾筋を見る
通常敵2次の敵攻撃へ移行撃った後の逃げ道を残す
通常敵3UFO前の通常敵処理ミサイルベースを温存する
UFOUFOまたは特殊ターゲットが出現爆弾の落下ラインを避けて撃つ

通常敵は固定された飾りではなく、画面内を動きながら攻撃してきます。撃破すれば得点になりますが、無理に追いかけると敵弾やUFO爆弾に逃げ道をふさがれます。敵を倒すことと、画面下部の安全な空間を残すことの両方を意識したいところです。

UFO爆弾

UFOフェーズでは、UFOが落とす爆弾数が攻略に大きく関わります。爆弾数は1〜2面と3面以降で設定が分かれており、3面以降はより細かく難度を変えられます。

スクリーン設定される爆弾数
1〜2面6発または9発
3面以降3発、6発、9発、12発

爆弾数は3発単位で増減します。1〜2面では6発または9発、3面以降では3発から12発までの幅があります。設定によって序盤の印象もかなり変わりますが、どの設定でもUFOフェーズでは早めに画面下の逃げ道を確保することが大切です。

UFOフェーズでは、UFOの真下で連射するより、爆弾が落ちた後の空いたラインへ入り直して撃つ方が安定します。撃つ、避ける、戻るという短いサイクルを作ると、爆弾数が多い設定でも粘りやすくなります。

UFOを撃破すると進行度が更新され、次のスクリーンへ進みます。UFOを狙う場面では、目の前の爆弾を避けるだけでなく、撃破後に次の攻撃へ移ることも考えてミサイルベースの位置を整えておくと立て直しやすくなります。

スコア仕様

得点の中心になるのは敵撃破点です。敵の得点は一律ではなく、敵の種類とゲームの進行度によって変わります。序盤は50点、100点、150点といった低めの得点が中心ですが、ランクが上がると300点、400点級の敵も出てきます。

進行度主な敵撃破点攻略上の見方
低ランク50点、100点、150点序盤は安全重視で確実に拾う
中ランク50点、80点、150点、200点得点差が出始めるため、狙える敵は逃さない
高ランク100点、150点、300点、400点高得点敵を追いすぎず、生存を優先する

同じように見える敵でも、進行度が上がると得点が伸びます。高得点を狙うなら、序盤から無理に前へ出るより、スクリーンを進めて高得点帯の敵を確実に倒していく方が安定します。

UFOや特殊ターゲットの得点は、通常敵ほど攻略の軸にしにくいため、まずは通常敵の撃破点を安定して積むことを考えたいところです。UFOフェーズでは得点よりも、スクリーン突破とミサイルベースの温存を優先するとプレイが崩れにくくなります。

Replay Scoreが設定されている台では、5000点、10000点、15000点のいずれかが大きな目標になります。Extra Missile Baseが有効なら、3000点または5000点到達も序盤の大事な節目です。スコアは単なる記録だけでなく、リプレイやミサイルベース追加にも関わります。

項目設定内容
Replay Scoreなしリプレイなし
Replay Score5000点5000点到達でリプレイ
Replay Score10000点10000点到達でリプレイ
Replay Score15000点15000点到達でリプレイ
Extra Missile Base3000点3000点到達でミサイルベース追加
Extra Missile Base5000点5000点到達でミサイルベース追加

Replay Scoreは、指定スコア到達時にリプレイまたはクレジットを付与する設定です。別のボーナスステージへ進む仕組みではありません。点数条件を満たしたときに、もう一度遊べる権利が加わる設定として見ると分かりやすいです。

Extra Missile Baseは、いわゆるエクステンドにあたります。設定により3000点または5000点でミサイルベースが追加されます。同じプレイヤーが同じ条件で何度も得られるタイプではなく、設定された条件を満たしたときに1回獲得する仕様です。

ベース仕様

ミサイルベース数は、現在操作している1基を含めた総数として扱われます。画面下に表示される予備ミサイルベースは、現在使用中の1基を除いた数です。

ベース総数実プレイ上の意味予備表示
4基現在機+予備3基3基
3基現在機+予備2基2基
2基現在機+予備1基1基
1基現在機のみなし
0基ゲームオーバーなし

ミスをするとミサイルベース数が減ります。敵弾、UFOの爆弾、敵本体との接触がミスにつながるため、得点を取りに行く場面でも、画面下部の逃げ場を失わない動きが必要です。

初期ミサイルベース数は、設定環境によって3基または4基になる場合があります。プレイ開始時は、画面下部の予備ベース表示を見れば、その台で何基スタートかを確認できます。攻略上は、3基設定でも崩れない立ち回りを基準にした方が安全です。

面進行

スクリーン番号は画面左下に「P-01」のように表示されます。ゲーム内ではスクリーンが進むたびに番号が増え、通常敵フェーズとUFOフェーズを繰り返しながら進行していきます。

進行内容攻略上の見方
1面通常敵フェーズからUFOフェーズへ進む基本形敵の動きと弾筋を覚える
2面1〜2面用のUFO爆弾数が適用される序盤のうちにUFOへの入り方をつかむ
3面以降3面以降用のUFO爆弾数が適用される設定によって爆弾密度が大きく変わる
6面付近特別な表示演出が入る到達後もゲームは続く
以降継続して進行する基本動作の精度がスコアを左右する

6面到達時、または6面クリア付近では、特別な表示演出が入ります。ただし、そこでゲームが終了するわけではありません。『ニューヨークニューヨーク』は6面で終わるゲームではなく、特別演出を挟みながら継続して進むループ型の構成です。

3面以降はUFO爆弾数の設定幅が広がるため、台の設定によって難度の印象が大きく変わります。爆弾数が多い設定では、UFOを撃つ前に逃げ道を作る動きが欠かせません。

演出と音声

シグマ版では日本語ボイスが使われ、コイン投入、ゲーム開始、UFO撃破、Extra Missile Base獲得といった節目で音が入ります。単なる効果音だけでなく、プレイの区切りを耳で感じられる作りです。

Gottliebライセンス版では英語ボイスとロゴ表示の違いがあり、同じゲーム内容でも印象が変わります。遊び比べる機会があれば、敵の動きだけでなく音声演出の違いにも注目したいところです。

タイトル画面の「YOU MUST SAVE NEW YORK FROM GEO」というメッセージも、このゲームの世界観を端的に示しています。スコアを競うだけでなく、ニューヨークを守るという題材を前面に出しているところに、1980年前後のアーケードゲームらしい勢いがあります。

攻略の流れ

序盤の狙いは、敵の動きを見ながら安全に得点を積むことです。1〜2面ではUFO爆弾数が6発または9発になり、いきなり爆弾の密度が高い設定もあります。敵を倒すより先に、ミサイルベースの左右移動でどこまで避けられるかを確認しておくと、その後の対応が楽になります。

序盤で意識したいのは、画面端に寄りすぎないことです。左右移動しかできないため、端に追い込まれると敵弾や爆弾を避ける選択肢が減ります。敵を狙うときも、撃った後に中央寄りへ戻れる位置を残しておきたいところです。

敵を撃つ場面では、弾が当たるかどうかだけでなく、撃った直後にどちらへ逃げるかまで考えます。右へ避けたいなら左寄りから撃ち、左へ避けたいなら右寄りから撃つ。小さな位置取りですが、敵弾が増えるほどこの差が生きてきます。

中盤の狙いは、通常敵フェーズを無理なく抜けることです。通常敵は3段階で展開されるため、最初の攻撃だけをしのいでも油断できません。敵を撃つたびに少しずつ位置を直し、次の敵弾に対して横へ逃げられる余白を作っておきます。

中盤以降は得点も伸びやすくなります。ランクが上がると、同じ敵種別でも得点が上がるため、100点、150点、300点、400点級の敵をどれだけ逃さないかがスコアに響きます。ただし、高得点の敵を追ってミサイルベースを失うと、Extra Missile Baseまで届きにくくなります。得点を取りに行く場面と、弾避けに専念する場面を分けるのが安定します。

UFOフェーズの狙いは、爆弾の密度を見ながら撃破のタイミングを作ることです。UFOの真下に入り続けるより、少し横にずれて撃ち、爆弾の落下ラインから外れる動きが有効です。爆弾が落ちた直後の空いたラインへ入り直し、短く撃ってまた避ける。このサイクルを作ると、UFOフェーズでのミスが減ります。

後半の狙いは、スクリーンを進めることを優先することです。ランクが上がるほど得点は伸びますが、敵弾やUFO爆弾に囲まれやすくなります。すべての敵を倒そうとせず、撃てる敵を確実に取り、危ない場面では移動に専念する方が長く残れます。

6面付近の特別演出を見た後もゲームは続きます。ここから先は、パターンを覚えるというより、通常敵フェーズからUFOフェーズへ移るリズムを崩さないことが攻略の軸になります。ショットを撃つ、避ける、中央へ戻る。この基本動作をどれだけ乱さず続けられるかが、スコア更新につながります。

©1981 SIGMA

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