PC-8801mkIISR版『シルフィード』は、ゲームアーツが1986年に発売した1人用の擬似3D縦スクロールシューティングです。プレイヤーは戦闘機シルフィードを操り、反銀河連邦勢力を率いるザカリテの大型戦艦グロアール撃破を目指して全20エリアを進みます。奥から迫る敵や障害物を立体的に描く画面、左右へ別々に積める5種類の武器、シールドと機体損傷を組み合わせた耐久制が大きな魅力です。被弾を抑えながら左右の武器を育て、エリアに合う装備へ交換する判断が攻略を左右します。さらに、特定アイテムの連続取得やバリアの長期維持には高額ボーナスがあり、AREA 19終了時の得点によって最終決戦を省略する特殊エンディングにも分岐します。ここでは、画面と操作、武器、故障、全エリアの流れ、得点稼ぎ、最終ボス戦、隠し要素までを実戦に結び付けて紹介します。
ゲーム概要
宇宙紀元6502年、ザカリテは最新鋭戦艦グロアールを奪い、銀河連邦の防衛拠点へ攻撃を開始します。通常艦隊を展開する時間がないため、開発ナンバーSAX-0029のスーパー・ドッグファイター「シルフィード」が単独奇襲へ向かいます。
各エリアでは前方へ進みながら小型敵や障害物を突破し、終盤に現れる大型敵を倒すとクリアです。終了後はシールドの回復と武器選択を経て、次のエリアへ進みます。AREA 20のグロアールを撃破すると通常エンディングです。AREA 19終了までに9,999,990点へ到達した場合は、ザカリテが降伏してAREA 20を省略する特殊エンディングへ移ります。
残機を失ってその場から再出撃する方式ではありません。1機の状態を引き継いで進み、シールドを失った後も被弾すると左右武器やメインエンジンが損傷します。最後の機体損傷を受けるとゲームオーバーです。
画面の見方
画面左側が戦闘空間です。遠くの敵や物体は小さく、接近するほど大きく描かれます。見た目には奥行きがありますが、自機の移動と接触回避は上下左右と斜めを使う2次元シューティングに近い感覚です。
| 表示位置 | 内容 | 見る理由 |
|---|---|---|
| 左側 | 自機、敵、敵弾、障害物、アイテム | 敵の進路と接近物の重なりを判断する |
| 右上 | スコア | 特殊エンディングへの進み具合を測る |
| 右中央上 | 取得、ボーナス、故障のメッセージ | 効果の発生や損傷箇所を確認する |
| 右中央 | シールド、左右武器、自機の損傷状態 | 攻撃力と次の被弾に耐えられるかを判断する |
| 右下 | AREA番号 | 次の大型敵や装備変更を見越す |
画面奥から流れてくる英字プレートがアイテムです。敵と同様に手前へ近づくため、文字を見てから進路を合わせます。得点狙いでは不要なプレートを避ける場面もあります。
操作方法
| 操作 | 内容 | 攻略での使い方 |
|---|---|---|
| 方向入力 | 上下左右と斜めへ移動 | 敵弾だけでなく、接近する敵や破壊不能地形も避ける |
| 攻撃入力 | 左右の搭載武器を同時発射 | 異なる武器を組み合わせ、広範囲と正面火力を両立する |
| 攻撃入力を保持 | F取得後に自動連射 | 回避へ集中しながら弾幕を維持する |
| 武器選択 | 開始前に左右を個別変更 | エリア種別と大型敵の攻撃に合わせる |
AREA 01は左右ともFORWARD BEAMで固定されます。AREA 02以降は、解放済みで故障していない武器から左右を個別に選べます。攻撃入力では両側が同時に発射されるため、狙った側だけで得点を稼ぐには、敵へ当てる位置と発射の間隔も意識します。
武器の選び方
左右の武器は、それぞれが敵を倒して獲得した得点で成長します。片側の得点が50,000点増えるたびに新しい武器が1種類ずつ解放され、200,000点で全5種類がそろいます。片側の攻撃ばかり命中させると、反対側の解放が遅れます。序盤は敵を左右へ均等に振り分け、両側の選択肢を増やす方が後半へ対応しやすくなります。
| 武器 | 攻撃 | 向く場面 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| FORWARD BEAM | 正面へ直進、画面内3連射 | 狙いやすさと故障しにくさを優先する場面 | 攻撃範囲は正面に限られる |
| PHALANX BEAM | 前方5発と側方2発 | 広範囲の小型敵をまとめて狙う場面 | 連射が遅く、要塞では側方弾を生かしにくい |
| V-WARD BEAM | 前方へV字状の2発 | 横幅のある大型敵やアステロイド地帯 | 正面1点への集中力は低め |
| LASER CANNON | 正面へ高威力レーザー | 大型敵へ火力を集中する場面 | 範囲が狭く、反射型OLLEYUSには危険 |
| AUTO-AIMING | 装備側の約180度を自動捕捉 | 動きの速い小型敵が多い場面 | 反対側を狙わず、アステロイドに誘導されやすい |
同じ武器を左右へ積むと役割が明確になり、異なる武器なら弱点を補えます。要塞では正面火力、アステロイド地帯では広い攻撃範囲を優先します。レーザーを反射するOLLEYUSにLASER CANNONを撃つと、戻ったレーザーで自機が傷つくため別武器へ切り替えます。
シールドと故障
シールドは最大6段階で、通常の被弾1回につき1段階減ります。エリアクリア後は3段階回復し、COUNTER ATTACKの開始前には全回復します。Hは1段階回復、Rはシールドと損傷箇所をすべて回復します。
シールドがなくなった後の被弾では、右武器、左武器、メインエンジンが損傷します。武器損傷は該当側を発射不能にし、Fの自動連射も失わせます。エンジン損傷では移動能力が落ち、Sの速度上昇も消えます。Rは部位を直せますが、失ったSとFの効果までは戻しません。
戦闘中の部位損傷とは別に、次のエリアから武器を選べなくなる故障があります。FORWARD BEAM以外を装備し、同じエリア内で3ダメージを受けると、そのときの特殊武器が次の2エリアで使用不能です。たとえばAREA 03で故障すると、AREA 04とAREA 05では選べません。AREA 20では故障状態が解除され、左右とも全武器を使用できます。
アイテム効果
破壊可能な隕石やカプセル「ゴラン」を撃つと、10種類の英字プレートが現れます。強化、回復、攻撃、得点の効果があり、取得順までスコアへ影響します。
| 文字 | 効果 | 実戦での判断 |
|---|---|---|
| W | 左右武器を最大3段階まで強化 | 最大時は2,000点。火力不足なら優先する |
| S | 移動速度を上げる | 重複取得で連続ボーナス。エンジン損傷で失う |
| F | 攻撃入力の保持で自動連射 | 重複取得で連続ボーナス。武器損傷で失う |
| B | 通常の敵弾を防ぐバリア | 敵や障害物への体当たりで消える |
| A | 3個のアステロイドが自機周囲を回転 | 敵への攻撃と防御に使え、全消失かクリアで終了 |
| D | 画面内の敵と破壊可能障害物を一掃 | 対象数に応じて1,000~50,000点。要塞地形は残る |
| H | シールドを1段階回復 | 最大時は2,000点。損傷前の余裕を増やす |
| I | 一定時間無敵 | 体当たり撃破は1機1,000点 |
| N | 5,000点 | 状態に関係なく得点を加える |
| R | シールドと機体を全回復 | 完全な状態なら2,000点。失ったSとFは戻らない |
BはAREA 09とAREA 17に出現します。AREA 09で得たバリアを一度も壊さず、AREA 17のBを取ると2,000,000点です。通常弾は防げても体当たりで消えるため、敵機や障害物との接触回避を8エリアにわたって続ける必要があります。
エリア構成
全20エリアには通常戦、ASTEROID、BASE、COUNTER ATTACKがあります。ASTEROIDでは多数の岩が照準と進路を乱します。BASEには破壊できない地形があり、横へ広がる弾より正面火力が役立ちます。COUNTER ATTACKは開始前にシールドが全回復するため、直前のエリアを抜ければ立て直せます。
| AREA | 種別 | 大型敵・要点 |
|---|---|---|
| 01 | 通常 | OLLEYUS。武器はFORWARD BEAM固定 |
| 02 | 通常 | ROBAYONがリング、ミサイル、通常弾を使い分ける |
| 03 | 逆襲 | OLLEYUS |
| 04 | 基地 | ROBAYON。正面火力を生かす |
| 05 | 通常 | ROBAYON。クリア後にコーヒーブレイク |
| 06 | 隕石 | ROBAYON。ミサイル、リング、通常弾の複合攻撃 |
| 07 | 基地 | GERDIEのワイドレーザー |
| 08 | 逆襲 | GERDIEが黄色小型敵を放出 |
| 09 | 通常 | ROBAYON。1個目のBが出現 |
| 10 | 通常 | 大型敵5隻の連戦。クリア後にコーヒーブレイク |
| 11 | 隕石 | GERDIEのワイドレーザー |
| 12 | 逆襲 | GERDIEが緑色小型敵を放出 |
| 13 | 基地 | GLEYNIUSが護衛レーザーと通常弾を使用 |
| 14 | 隕石 | ROBAYONの複合攻撃 |
| 15 | 通常 | ROBAYON。クリア後にコーヒーブレイク |
| 16 | 逆襲 | GLEYNIUSの炸裂機雷と誘導機雷 |
| 17 | 隕石 | ROBAYON。2個目のBが出現 |
| 18 | 基地 | GLEYNIUSの護衛レーザーと通常弾 |
| 19 | 通常 | GERDIE。終了時の得点で進路が分岐 |
| 20 | 最終 | 大型敵5隻の後にGLOIREと決戦 |
大型敵と最終戦
大型敵は同じ艦でも武装が変わります。OLLEYUSには通常弾型とレーザー反射型、ROBAYONにはリングやミサイルの組み合わせがあります。GERDIEはワイドレーザーや小型敵、GLEYNIUSは護衛レーザーや2種類の機雷で攻めます。艦名だけで装備を決めず、そのエリアで使う攻撃に合わせます。
AREA 20では、レーザー反射型OLLEYUS、機雷型GLEYNIUS、複合攻撃型ROBAYON、護衛レーザー型GLEYNIUS、ワイドレーザー型GERDIEの順に戦い、最後にGLOIREが現れます。全武器が復旧するため、反射型OLLEYUSを越えた後の大型敵戦を考えて左右の装備を選べます。
GLOIREの第1形態は正面レーザーを発射します。発射位置を見て左右へ避けます。第2形態では、前方バリアの先にある左右の機械部分の片側へ攻撃を集中します。破裂する泡状攻撃は正面か横へかわし、斜め方向に留まらない方が安全です。
第3形態は通常弾、リング、小型敵を組み合わせます。正面から攻撃を続けると機体色が赤く変わり、さらに撃ち込むと撃破できます。第1形態で右端へ寄り続ける戦い方はバリア保持中の回避に使えますが、攻撃が届きにくくなり、後の形態が長引きます。
スコア仕様
スコアは敵や大型艦の撃破、各種アイテム、Dによる一掃、無敵中の体当たりで増えます。表示上限は9,999,990点です。通常の総合スコアとは別に左右武器の得点があり、それぞれの武器解放へ使われます。
SとFは、ほかの種類を挟まず同じ文字だけを取り続けると連続ボーナスが伸びます。別のアイテムを1個でも取ると連続状態は途切れます。生存に必要な回復や強化を捨てて得点を選ぶ仕組みなので、機体状態に余裕があるときだけ狙います。
| 取得数 | S | F |
|---|---|---|
| 1個目 | 速度上昇 | 自動連射 |
| 2個目 | 5,000点 | 1,000点 |
| 3個目 | 10,000点 | 3,000点 |
| 4個目 | 20,000点 | 5,000点 |
| 5個目 | 30,000点 | 10,000点 |
| 6個目 | 50,000点 | 15,000点 |
| 7個目 | 100,000点 | 20,000点 |
| 8個目 | 200,000点 | 30,000点 |
| 9個目 | 500,000点 | 50,000点 |
| 10個目 | 1,000,000点 | 100,000点 |
| 11個目 | 2,000,000点 | 200,000点 |
| 12個目 | 2,000,000点 | 200,000点 |
| 13個目以降 | 1個2,000,000点 | 1個1,000,000点 |
SはAREA 01、02、05、06、09、10、11、13、14、15、17、19で取得をつなげられます。高額化が早く、特殊エンディングを狙う中心手段です。通常進行ではAREA 20クリア時でも100万点前後に収まりやすいため、AREA 19までの上限到達にはSの連続取得やAREA 09からのバリア維持が欠かせません。
特殊演出
AREA 05、10、15のクリア後にはコーヒーブレイクが入ります。AREA 05ではU、S、Aの同時押しで月にウサギが現れます。AREA 10ではD、E、Aの同時押しで基地内の人物が崩れます。
AREA 15ではM、O、Nの同時押しでモノリス、D、I、Sの同時押しで宇宙船が飛来します。両方を出した後にB、O、Mを同時押しすると、モノリスと宇宙船が衝突して消えます。
デモをESCキーで止め、Ctrl+F3を押すとタイトル画面へ移ります。Ctrl+F5なら全12曲を聴けるMUSIC GALLERYです。ディスクBには、文字で描かれた敵を撃つ『SILPHEED II』と、表示直後のキー入力を競う『RETURN OF XACALITE』も収録されています。
面セレクト
タイトルに「SILPHEED」と表示されている画面で数字列を入力し、Returnキーを押すと途中のエリアから始められます。開始地点に合う武器、解放段階、機体状態が用意されます。
| 開始エリア | 入力する数字列 |
|---|---|
| AREA 06 | 04134507 |
| AREA 11 | 88016800 |
| AREA 16 | 340638308 |
| AREA 20 | 308153101 |
攻略の流れ
序盤の狙いは、被弾を3回未満に抑えながら左右の武器得点を均等に伸ばすことです。AREA 01はFORWARD BEAMの正面へ敵を入れ、AREA 02以降に使える武器を両側で増やします。W、S、Fを取れば火力、移動、連射が安定しますが、Sの高額ボーナスを目指すなら別種のプレートを避けます。
中盤の狙いは、エリア種別ごとに武器の役割を変えることです。BASEでは破壊不能地形を避けながら正面火力を通し、ASTEROIDではAUTO-AIMINGが岩へ向きやすい点を見越してV-WARD BEAMなどを使います。AREA 09でバリアを取った後は、通常弾より接触を優先して避けます。3ダメージで特殊武器が2エリア使えなくなるため、シールドが残っていても連続被弾は後の装備へ響きます。
後半の狙いは、機雷や護衛レーザーを避ける空間を先に確保し、AREA 20へ使える装備を残すことです。左右どちらかが育っていない場合は、敵を倒す側を意識して200,000点まで伸ばします。特殊エンディングを狙う場合は、Sの連続取得を途切れさせず、AREA 09のバリアをAREA 17まで維持して2,000,000点を加えます。
ボス戦では、敵艦の攻撃型に合わない武器を避けます。レーザー反射型OLLEYUSへLASER CANNONを撃たず、GLOIRE第2形態では左右の機械部分の片側へ火力を集めます。第3形態は小型敵を放置せず、正面への攻撃を続けて機体色の変化を撃破の目安にします。
攻略まとめ
安定クリアの判断基準は、現在のシールド量だけではありません。同じエリアの被弾を2ダメージまでに抑え、左右武器の故障を防ぐことが次の2エリアの安全につながります。左右の得点を均等に稼ぎ、正面火力、広範囲、自動捕捉を必要な場面で選べる状態を作ります。
通常エンディングを目指すなら、回復と強化を優先し、敵艦の武装に合う装備でAREA 20を突破します。特殊エンディングでは選択が逆になり、不要なアイテムを避けてSの連続取得を守る必要があります。生存と得点のどちらを狙うかを早い段階で決めると、20エリアを通した行動がぶれません。
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