アーケード版『餓狼伝説スペシャル』ゲスト参戦で加速する黄金期

『餓狼伝説スペシャル』は、SNKが1993年に発売した対戦格闘ゲームです。『餓狼伝説2~新たなる闘い~』を基礎にしながら、操作できる人物の増加、試合速度の向上、連続技の導入など、多方面に改良を加えています。物語を進める続編ではなく、それまでの登場人物が一堂に集まる特別版として構成されています。

使用できる人物は15人です。テリー・ボガード、アンディ・ボガード、ジョー・ヒガシ、不知火舞、キム・カッファンなどに加え、前作では操作できなかったボスや過去作の人物も参戦します。飛び道具、突進技、対空技、投げ技などの性質が人物ごとに異なり、選択肢が増えたことで対戦の組み合わせも大きく広がりました。

基本となる弱パンチ、弱キック、強パンチ、強キックを使い分け、通常技から別の技へつなぐ連続技を狙えます。『餓狼伝説2』より試合の動きが速くなり、相手の小さな隙へ攻撃を差し込む重要性が高まりました。一度攻撃を当てた後に次の技を正確につなげれば、まとまったダメージを与えられます。ただし、攻めを続けようとして間合いを誤ると反撃を受けます。

手前と奥を行き来する2ラインバトルも引き継がれています。飛び道具を別のラインへ移動してかわしたり、ライン攻撃で相手を追いかけたりできます。左右の距離だけでなく、どちらのラインに立つかも攻防へ影響します。体力が減少すると超必殺技を使用でき、一発逆転を狙える点も特徴です。

一定の条件を満たして進むと、『龍虎の拳』のリョウ・サカザキが特別な対戦相手として登場します。異なる作品の人物が対決する演出は、後に展開されるSNKの作品間交流を先取りする要素となりました。豊富な使用人物、速い試合展開、連続技、2ラインの攻防をまとめ、対戦格闘としての完成度を高めた作品です。

©1993 SNK CORPORATION

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