『アルカノイド リベンジオブDOH』は、1987年にタイトーが発売したアーケード用ブロック崩しゲームです。回転式の操作つまみで自機を左右に動かし、ボールを打ち返してブロックを壊します。目指すのは、左右に分かれるラウンドを進み、復活したDOHとの戦いを勝ち抜くことです。
面白さは、ボールを落とさずに返すだけでなく、どの隙間へ送り、どの能力で切り抜けるかを考えるところにあります。横に動く壁や復活する壁が進路を変え、球を増やすカプセルや自機の姿を変えるカプセルが展開を一変させます。攻略の出発点は、壊すべき壁を見分け、返球できる位置を確保すること。得点を狙うなら、移動する壁の壊し方や幻影での連続返球にも工夫の余地があります。目先のカプセルを拾うか、今の能力を残すかという判断も楽しみの1つです。操作と画面の見方から、アイテムの使い分け、全34ラウンドの分岐、得点と残機の関係、ボス戦の進め方まで紹介します。
ゲーム概要
プレイヤーが操るのは、画面下部の横長の自機「VAUS II」です。以下ではバウスと呼びます。固定画面の中でボールを反射させ、通常ブロックと銀色の硬いブロックをすべて壊すと、そのラウンドをクリアできます。金色の壁や、壊しても復活する壁を消し尽くす必要はありません。
ラウンドの終わりに左右のどちらへ退出するかで、次の配置が変わります。第17ラウンドには中間ボス、第34ラウンドには最終戦が待ち受けます。最終戦を終えるとエンディングへ進み、ゲームは終了です。
1人プレイのほか、2人が交互に遊ぶ方式にも対応しています。2人プレイでは、それぞれの得点、残機、進行状況を保ちながら交代します。
画面の見方
画面上部にはプレイヤーの得点やハイスコアが表示され、残機は小さなバウスのアイコンで示されます。プレイ領域の上側にはブロックが並び、下側ではバウスを左右に動かします。
追いかける対象は、ボールと落下するカプセルです。カプセルは、バウスで受け止めると効果を得られます。プレイ領域にはブロックのほかに敵も現れ、球の進路を変えます。
ボールが画面下へ落ちると、その球を失います。複数の球がある間は、1球を落としても残った球でプレイを続けられます。
操作方法
操作の中心は、回転式のスピナーとアクションボタンです。スピナーを回した量に応じてバウスが動き、ボタンの役割は発射前か、どの能力を持っているかで変わります。
| 操作 | 内容 | 攻略での使い方 |
|---|---|---|
| スピナーを回す | バウスを左右へ移動 | 球の落下地点へ移り、当てる位置を調整する |
| 開始時にボタンを押す | 待機中の球を発射 | 狙う隙間に合わせてから打ち出す |
| キャッチ中にボタンを押す | 保持した球を再発射 | 移動する壁の位置を見て打ち直す |
| レーザー中にボタンを押す | レーザーを発射 | 球を受ける動きと両立させて壁を壊す |
| 出口へバウスを移動 | 左右の退出方向を選択 | 次に進みたい側の配置を選ぶ |
発射待ちやキャッチによる保持には時間制限があり、待ち続けることはできません。球をつかんだら、次に狙う方向を決めてからボタンを押します。
バウスのどこに球を当てるかで、打ち返す方向が変わります。まず返球できる位置まで動き、その後に当てる位置を微調整すると、受け損ないを抑えながら狙いを付けられます。
敵とボールの動き
通常の敵は9種類で、画面上部の2か所のゲートから現れます。登場する種類や数はラウンドによって変わり、敵との接触でボールの進路も変化します。壁だけを見て落下地点を決めず、敵に当たった直後の方向を追い直すのが基本です。
敵は、ボールを当てればすべて同じように消えるわけではありません。3体に分裂するものや、当たった後に動きが変わるものもいます。敵が増えている場面では、先ほどまで空いていた場所でも再び反射が起こり得るため、バウスを早くから片側へ寄せすぎないようにします。
球の速さはラウンドや能力の影響を受けます。通常のレーザーを64回発射すると、球の速さが上限に達していなければ1段階上がります。壁を狙って撃ち続ける間も、返球に使える時間が短くなっていないか注意してください。
ブロックの種類
ブロックは、壊す条件だけでなく、クリアに必要かどうかも異なります。横に動くものについては、動きと材質を分けて考えると、残してよい障害物と最後まで壊す対象を見分けやすくなります。
| 種類 | 性質 | クリアとの関係 |
|---|---|---|
| ノーマルウォール | 通常は球を1回当てると壊れる | すべて破壊する |
| ハードウォール | 銀色の壁。破壊には複数回の命中が必要 | すべて破壊する |
| イモータリティウォール | 金色の壁。通常球では壊せず、Mで破壊できる | 残してよい |
| リバイバルウォール | 壊しても時間がたつと復活する | 残してよい |
| ムービングウォール | 横に移動し、壁などに当たると向きを変える | 通常・銀なら破壊する |
銀色の壁は、先のラウンドへ進むほど硬くなります。通常球で壊すための命中回数は次のとおりです。ボスの耐久とは別の条件です。
| ラウンド | 必要な命中回数 |
|---|---|
| 第1~8ラウンド | 2回 |
| 第9~16ラウンド | 3回 |
| 第18~24ラウンド | 4回 |
| 第25~32ラウンド | 5回 |
| 第33ラウンド | 6回 |
復活する壁は、一時的に通路を開けるために壊します。通常・銀のブロックが残っているなら、開いた隙間からそちらへ球を送る方がクリアにつながります。横に動く壁は隙間の位置も変えるため、狙った場所が球の到着時にも空いているかを見る必要があります。
左右分岐と面構成
1回の攻略で進むのは全34ラウンドで、左右の配置違いを合わせると全64面です。見た目の異なる左右の配置が30段階あり、第1・18ラウンドの共通図柄と、第17・34ラウンドのボス戦を加えた構成です。
分岐で選ぶのは、次のラウンドの左側か右側の配置です。一度左へ進んだら最後まで左のコースを通る、という仕組みではありません。通常クリア時もバウスの位置が退出方向に関わるため、最後の対象を壊す前から次に進みたい側を意識します。
左右の違いは、ブロックの数だけではありません。次の例では、クリア対象の少なさと、球を通しやすいかどうかを分けて判断できます。
| 配置 | 主な構成 | 選ぶ際の着眼点 |
|---|---|---|
| 第5ラウンド・左 | 通常10個、金82個 | 対象は少ないが、金の壁が進路を遮る |
| 第5ラウンド・右 | 通常42個、金36個。うち3個が移動 | 壁の移動で変わる隙間を見る |
| 第25ラウンド・左 | 通常91個、復活3個、金1個 | 通常ブロックを広く減らしていく |
| 第25ラウンド・右 | 銀28個、復活40個 | 硬い銀の壁を狙い、復活する壁を追い続けない |
| 第27ラウンド・右 | 通常30個、銀10個、金25個。うち18個が移動 | 壁の動きによる進路変更が多い |
第18ラウンドは左右とも同じ図柄ですが、カプセルが出る可能性のある固定ブロックは左が9個、右が57個です。右はカプセルを得るきっかけとなる壁が多いものの、壊した個数と出現数が一致するわけではありません。
アイテムの効果
通常のカプセルは12種類です。球を増やす、受ける範囲を広げる、壁を直接攻撃するなど、助けになる場面はそれぞれ異なります。別のカプセルを取ると、それまでの能力が解除・変更される場合もあるため、落ちてきたものを無条件に集める必要はありません。
| 記号・名称 | 効果 | 使いどころと注意点 |
|---|---|---|
| S・スピードダウン | 球を減速させる | 速い球への対応を助ける。減速には下限がある |
| C・キャッチ | 球を保持して打ち直す | 隙間や残った壁を狙い直す。保持時間には制限がある |
| L・レーザー | ボタンでレーザーを発射 | 射線上の壊せる壁を狙う。球の落下にも目を配る |
| B・ブレイク | 左右の出口から脱出できる | 残った壁を壊し切らずに次へ進む |
| P・プレイヤーエクステンド | 残機を1機追加 | 返球を崩さずに拾えるときに確保する |
| E・エキスパンド | バウスを長くする | 受けられる横幅を広げる |
| D・ディスラプション | 通常は8球に分裂 | 一度に広い範囲へ攻撃する。落とした球の補充はない |
| N・ニューディスラプション | 通常は3球を維持 | 球の補充で攻撃を続ける。全滅には注意する |
| T・ツウィン | バウスを2機に分ける | 2機の間は球を返せない隙間となる |
| I・イリュージョン | 幻影でも球を返せる | 幻影による連続返球で加点を狙える |
| R・リダクション | バウスが縮み、得点が2倍 | 得点を伸ばせるが、受ける範囲が狭くなる |
| M・メガボール | 壁を破壊・貫通する力を得る | 通常球では壊せない金の壁にも通路を開ける |
Nは球を補充しますが、ミスを防ぎ切る能力ではありません。補充される前にすべての球を落とすとミスになるため、球が多い間も返球を続けます。
特殊なパワーアップでは、32球への分裂や8球の継続補充、レーザーの自動発射などが起こる場合もあります。通常のDやNとは球数や組み合わさる能力が異なるため、取得後は球とバウスの変化を見て動きを合わせてください。
スコア仕様
得点を伸ばすうえでは、固定された壁と横に動く壁の違いが見逃せません。以下は、得点が2倍になるRの効果を加える前の基本点です。
| 対象・行動 | 基本点 | 条件 |
|---|---|---|
| 固定の通常ブロック | 50~120点 | 種類により10点刻みで異なる |
| 固定の銀ブロック | 50点から増加 | 第1・2ラウンドが50点。以後2ラウンドごとに50点増加 |
| 固定の復活ブロック | 50点 | 一時的に破壊したとき |
| 移動する通常・銀ブロック | 500点 | ボールで破壊したとき |
| レーザーで壊せる移動ブロック | 0点 | レーザーで破壊したとき |
| 通常敵 | 100点 | ボールによる有効な命中。消滅しない場合も加点 |
| カプセル取得 | 1,000点 | バウスで受け止める |
| Bによる脱出 | 10,000点 | 出口へ入ってクリアする |
| 中間ボスへの通常命中 | 10点 | ダメージを与えたとき |
| 中間ボスの耐久を削り切る | 追加10,000点 | 通常命中を重ねて撃破する |
| 中間ボスの口から撃破 | 1,000点 | 開口部へ球を入れる |
| DOH・最終本体への命中 | 1,000点 | ダメージを与えたとき |
| 全面クリア時の残機精算 | 予備1機につき100,000点 | 使用中の1機を除いて加点 |
移動ブロックは、得点を優先するなら球で壊し、突破を急ぐならレーザーを使い分けます。どちらの壊し方でもカプセルは出ません。Bの脱出点は、通常クリアでも必ずもらえるボーナスではありません。
Rを取ると、効果中の得点が2倍になります。カプセル自体の取得点は、拾う直前の能力に従います。通常状態からRを取ったときは1,000点ですが、Rが有効な間に次のカプセルを取ると、取得点は2,000点です。
Iの幻影で返球を続けると、1回ごとの得点は10、20、40、80、160、320、640、1,280、2,560、5,120、10,240点と増えます。11回目以降は1回につき10,240点が上限です。実体のバウスで返球すると連続が途切れ、次の幻影返球は10点からやり直しです。
得点による残機追加は、設置店の設定で変わります。複数回増える設定では、初回と2回目の得点を別々に覚えておくと、次の追加までに必要な点数を把握できます。
| 設定 | 残機が増える累積得点 |
|---|---|
| 初回50,000点、2回目150,000点 | 50,000、150,000、300,000、450,000点…… |
| 初回100,000点、2回目200,000点 | 100,000、200,000、400,000、600,000点…… |
| 50,000点で1回のみ | 50,000点 |
| 100,000点で1回のみ | 100,000点 |
全面クリア時には、残機が多いほど得点を伸ばせます。使用中を含めて4機残っていれば、予備3機分の基本ボーナスは300,000点です。この精算中は、得点条件を満たしても残機が追加されません。得点表示の上限は9,999,990点です。
残機とミス
開始時の機数は、設置店の設定により2・3・4・5機から選ばれます。すべてのボールを失うとミスになり、残機が減ります。ボス戦では、バウスに敵弾が当たることもミスの原因です。
残機があれば、同じラウンドから再開します。ミスによって能力は初期状態へ戻りますが、壊した通常ブロックをすべて壊し直すわけではありません。再開時は残った対象を見直し、狙う順番を組み立て直します。
残機を使い切るとゲームオーバーです。コンティニューが有効な設定では、受付中に追加コインを入れ、アクションボタンを押しながらスタートボタンを押すと継続できます。ただし、継続時の得点はリセットされます。
ボス戦と終幕
第17ラウンドでは、画面上部に巨大な構造体が出現します。通常の攻撃で倒すには、ダメージを与える命中を255回重ねます。一方、開いた口へボールを入れれば、耐久を削り切らずに撃破できます。先へ進むことを優先するなら、開口部へ通す狙い方が有効です。
第34ラウンドは、DOHとの戦いに続いて最終本体との戦いへ移ります。DOHは16回、最終本体は合計8回の有効な命中で撃破できます。最終本体は7回目で変化し、その後の1回を通して決着です。
ボスの姿に球が触れれば、どこでも常にダメージが通るわけではありません。変形などで攻撃が通らない場面もあります。命中回数だけを数えて安心せず、ボスの変化とバウスへ向かう弾を見ながら返球を続けます。
最後の敵を倒すと、DOHと巨大宇宙船XORGが破壊されます。バウスは爆発から脱出して母船MIXTECへ帰還し、戦いの幕が閉じます。第1ラウンドへ戻って周回する構成ではありません。
攻略の流れ
開始直後は、通常・銀のブロックの位置と、そこへ球を通せる隙間を見ます。手前の通常ブロックを壊して通路を広げ、奥の対象へ球を送り込みます。球が下へ戻ってきたら、先に落下地点へ移動してください。狙う方向の調整は、十分に間に合う返球で試すと、狭い隙間を狙って受け損なうミスを減らせます。
カプセルが落ちてきたら、球を受けた後でも拾えるかを見ます。球とカプセルが左右に離れている場面では、球を先に追います。EやSで返球を立て直せる局面と、Rで得点を伸ばせる局面を分け、残機が少ないときは受ける範囲を狭める交換を急がない方がよいでしょう。
中盤で金や復活する壁に囲まれた配置に出会ったら、壁の隙間へ球を通します。Cで球を保持できたら、移動する壁が進路をふさいでいない位置で打ち出します。復活する壁を壊して隙間が開いたときは、その奥の通常・銀ブロックへ狙いを移します。
複数の球が飛び始めたら、最も低い位置の球と、バウスで受けられる落下地点を見比べます。左右の端へ同時に落ちる球を両方追うと、どちらにも届かなくなりがちです。届く1球の返球を優先し、残った球で攻撃を続けてください。
後半で銀ブロックが残ったら、同じ対象へ繰り返し球を当てる狙いに切り替えます。対象が数個でも、硬い壁が残るとクリアまで時間がかかります。Bを取れた場合は、残りの壁から得られる点数だけでなく、失う恐れのある残機も考えて出口を選びます。
ボス戦では、返球する場所と敵弾を避ける場所を同時に考えます。第17ラウンドの開口部を狙う際も、外れた球の戻りに備えてください。最終戦はDOHを倒した後も続くため、撃破演出で操作を終えず、次の本体と球の位置を追い続けます。
攻略まとめ
迷ったときは、「今受ける球」「次に壊す対象」「交換する能力」の順に判断すると、行動を決めやすくなります。球を受ける位置が決まってから壁やカプセルへ目を向ければ、得点を取りに行く余裕も見分けられます。
慣れてきたら、移動ブロックを球で壊す場面や、幻影で返球を続けられる場面を得点に結び付けてください。目先の加点と、残機を残して完走する価値を比べることで、同じラウンドにも異なる攻略の狙いが生まれます。
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