PlayStation版『リアルバウト餓狼伝説』は、SNKの対戦格闘ゲーム『餓狼伝説』シリーズ第5作を家庭用へ移植した作品です。1997年1月10日に発売されました。『餓狼伝説3―遥かなる闘い―』から半年後のサウスタウンを舞台に、テリー・ボガードとギース・ハワードの因縁が決着へ向かいます。シリーズで続いてきた奥行きのある戦闘を整理し、速い展開と連続攻撃を重視しています。
使用できるキャラクターは全16人です。テリー、アンディ、ジョー東、不知火舞、ギースに加え、ブルー・マリー、山崎竜二、秦崇秀、秦崇雷などが前作から登場します。キム・カッファン、ダック・キング、ビリー・カーンも復帰しました。異なる戦い方を持つ人物がそろい、近距離で攻める、投げを狙う、離れて相手を動かすといった幅広い戦術を選べます。
攻撃にはパンチ、キック、強攻撃の3ボタンを使います。残るボタンでは、手前のメインラインと奥側のスウェーラインを移動できます。相手の攻撃を別ラインへかわし、奥側から専用攻撃を仕掛けることが可能です。ライン移動を読まれれば反撃を受けるため、いつ移動し、いつ中央で攻め続けるかが重要になります。
通常技を決められた順番で入力すると、コンビネーションアタックが成立します。素早い連続攻撃から必殺技へつなげれば、相手に大きなダメージを与えられます。パワーゲージの状態によって超必殺技や潜在能力も使用可能です。体力が減った場面でも強力な技を狙えるため、最後まで逆転の機会が残されています。
一部のステージには、攻撃によって壊れる壁や障害物があります。相手を画面端へ追い込み、境界を破壊して外へ落とすと場外勝ちです。残り体力で上回っていても場外へ落ちれば敗北するため、画面端では中央と異なる判断が求められます。相手を追い詰める攻撃力だけでなく、自分の背後にある壁への注意も必要です。
PlayStation版は本体とCD-ROMだけで遊べますが、対戦前にはデータの読み込みが発生します。キャラクターの動きや演出にも、使用できるメモリー量に合わせた変更があります。移植版独自の違いはあるものの、16人の対戦、2ラインの攻防、場外決着、ギースとの物語をPlayStationで体験できる作品です。
