『アルフォス(ALPHOS)』は、1983年にエニックスから発売されたNEC PC-8801系向けの1人用縦スクロールシューティングです。プレイヤーは戦闘機ニーモニック号を操り、対空兵器のクォンタム・キャノンと対地兵器のメソン・ボムを使い分けながら、全9エリアを進みます。空中の敵を狙う攻撃と、地上物へ着弾させる攻撃が別々のキーに割り当てられているため、敵の位置だけでなく高度も意識しなければなりません。第9エリアでは、9個のパーツで構成されたアルフォスが待ち受けています。ただし、アルフォスを倒してもゲームは終わらず、第5~第9エリアを繰り返すループへ移行します。この記事では、画面構成、操作方法、敵編隊、得点、残機、再開地点、アルフォス戦まで、実際の攻略に役立つ情報を紹介します。
ゲーム概要
物語は、太平洋上に新大陸アトランティスが出現するところから始まります。アトランティスを支配するアルフォスは地球征服を宣言し、人類は世界最高の戦闘機ニーモニック号を出撃させます。
ゲームは縦方向へ自動的に進みます。プレイヤーの目的は、空中の敵や敵弾を避けながらエリア終端へ到達することです。敵を全滅させる必要はなく、地上物をすべて破壊しなくても次のエリアへ進めます。
初回はエリア1からエリア9まで順番に進行します。第9エリアでアルフォスの中核を破壊すると、第5エリアへ戻ります。その後は第5~第9エリアが繰り返され、明確な最終面やエンディングはありません。
発売時の媒体は5インチ2Dフロッピーディスクで、価格は6,800円でした。難易度選択、2人プレイ、コンティニューには対応していません。
画面の見方
画面左側が縦スクロールするゲームフィールド、右側がスコアや残機を示す表示欄です。自機はフィールドの下半分を中心に移動し、上方から現れる敵や地上から放たれる弾に対応します。
| 画面内の要素 | 役割 |
|---|---|
| ニーモニック号 | プレイヤーが操作する自機です。上下左右と斜めへ移動できます。 |
| 空中の敵 | クォンタム・キャノンで攻撃します。多くは自機へ向けて弾を撃ちます。 |
| 地上物 | メソン・ボムの着弾で破壊します。地上砲台も含まれます。 |
| HIGH SCORE | 保存されている最高得点を表示します。 |
| SCORE | 現在の得点を表示します。 |
| 残機アイコン | 現在プレイ中の自機を除いた予備機数を示します。 |
| MISSILE・BOMB | 対空攻撃と対地攻撃を示す武器表示です。 |
制限時間やゲージはありません。対空弾は敵へ命中するか画面上端へ到達すると消えます。対地ボムは着弾まで画面内に残り、その間は次のボムを投下できません。
操作方法
操作はキーボードで行います。対空攻撃と対地攻撃は押し続けても連射されないため、1発ごとにキーを離して押し直します。
| 操作 | 内容 | 攻略での使い方 |
|---|---|---|
| テンキー8 | 上へ移動 | 地上物へボムを合わせる場合や、敵弾の隙間を抜ける際に使います。 |
| テンキー2 | 下へ移動 | 敵編隊との距離を取り、弾を見てから避ける余裕を作ります。 |
| テンキー4・6 | 左右へ移動 | 自機を狙って発射された弾の軌道から外れる際に使います。 |
| 方向キー同時押し | 斜め移動 | 前後と左右の位置を同時に変え、複数の敵弾を避けます。 |
| Xキー | クォンタム・キャノンを左右同時に2発発射 | 空中の敵を正面に捉え、短く押し直して連続攻撃します。 |
| Zキー | メソン・ボムを1発投下 | 地上物とアルフォスの中核を攻撃します。着弾位置を先読みして使います。 |
| SPACEキー | ゲーム開始・ポーズ解除 | タイトル画面からゲームを始めるほか、停止中の再開にも使います。 |
| ESCキー | ポーズ・ポーズ解除 | 敵配置や進路を見直したい場面で一時停止できます。 |
クォンタム・キャノンは1回の操作で2発を発射し、最大8組まで画面内に存在できます。すでに16発が残っている場合は、新しく撃てません。画面上へ大量に撃ち続けるより、敵が正面へ入った瞬間に押し直した方が弾切れを防げます。
メソン・ボムは同時に1発だけ使用できます。投下から着弾までに時間があるため、現在の位置ではなく、着弾時に地上物が来る場所へ合わせる必要があります。
敵と編隊の動き
空中の敵は5種類の動きに分かれ、すべてクォンタム・キャノン1発で倒せます。下方向へ進みながら自機側へ寄る敵、斜め移動を切り替える敵、曲線を描く敵、直線的に横切る敵などが混在します。
| 敵の動き | 攻撃と危険性 | 倒し方 |
|---|---|---|
| 下方向へ進む敵 | 周期的に自機側へ寄り、条件が合うと射撃します。 | 正面へ入る前からツインショットを置くと早く倒せます。 |
| 斜めに動く敵 | 移動方向が変わる付近で弾を撃ちます。 | 方向転換の前後を狙い、画面内へ長く残さないようにします。 |
| 曲線移動する敵 | 直線では狙いにくく、自機の横へ回り込む場合があります。 | 進路を追いかけず、自機の正面へ戻る瞬間を狙います。 |
| 直線移動する敵 | 一定方向へ横切るため、複数機が重なると進路を塞ぎます。 | 先頭から順番に撃ち、通過できる空間を作ります。 |
| 下方へ進む敵 | 自機に近づきやすく、撃ち漏らすと接触の危険が高まります。 | 後退する前に正面の敵を減らします。 |
| 回転障害物 | クォンタム・キャノンを吸収し、破壊できません。 | 撃ち続けず、障害物のない横方向へ移動します。 |
| 地上砲台 | 自機の位置を狙って地上から射撃します。 | メソン・ボムを着弾させると1発で破壊できます。 |
敵弾は発射時の自機位置へ向かって直進します。発射後に自機を追尾し続ける弾ではありません。地上砲台や空中の敵が撃つ瞬間を見てから横へ移れば、弾道から外れられます。ただし、画面内には最大16発の敵弾が現れるため、大きく往復すると別方向から飛んできた弾へ接触しやすくなります。
敵編隊には、5機が連続する形、間隔を空けた2機、短い間隔の4機、長い間隔の4機、一定間隔の3機があります。エリアごとに編隊の選ばれ方が変わり、エリア7とエリア9では空中の敵が途切れにくくなります。
| 区間 | 編隊が出ない割合 | 現れやすい編隊 |
|---|---|---|
| エリア1 | 50% | 5機連続が30%、4機短間隔が20% |
| エリア2 | 40% | 5機連続、2機間隔、4機短間隔が各20% |
| エリア3~5 | 20% | 4種類の編隊が各20% |
| エリア6 | 60% | 5機連続と4機短間隔が各20% |
| エリア7 | 10% | 2機間隔、4機長間隔、3機間隔が各30% |
| エリア8 | 20% | 4種類の編隊が各20% |
| エリア9 | 0% | 2機間隔と4機長間隔が各20%、4機短間隔と3機間隔が各30% |
| アルフォス戦 | 50% | 3機編隊が50% |
エリア進行
各エリアは、横12列の地形が縦方向へ流れる構成です。背景には破壊できる地上物、地上砲台、クォンタム・キャノンを吸収する回転障害物が配置されています。地上物はメソン・ボム1発で破壊できますが、回転障害物は破壊できません。
地上砲火はエリアによって激しさが変わります。特にエリア6は、空中編隊が現れない割合が60%ある一方、地上物の種類によって発射機会の20~99%で弾が飛んできます。空中の敵が少ないからといって、画面上方へ不用意に移動すると地上から狙われます。
エリア7では空中編隊が出ない割合が10%まで下がります。エリア8とエリア9では、空中の敵と強い地上砲火が重なりやすくなります。正面の敵を倒しながら、地上砲台が撃った直後に横へずれる動きが有効です。
通常はエリア終端へ到達すると次のエリアへ移ります。ミスした位置によっては再開先が変わり、エリア全長の約73%に当たる地点より前なら同じエリアの最初へ戻ります。その地点を越えていた場合は、次のエリアから再開します。エリア9の終盤でミスした場合は、循環先となるエリア5へ進みます。
スコア仕様
得点は敵や地上物を破壊した瞬間に加算されます。空中の敵は30~100点、地上砲台は150点、アルフォスの中核は5,000点です。面終了時の得点や時間によるボーナスはありません。
| 得点対象 | 得点 |
|---|---|
| 自機側へ寄りながら下降する敵 | 30点 |
| 斜め移動を切り替える敵 | 100点 |
| 曲線移動する敵 | 30点 |
| 直線移動する敵 | 50点 |
| 下方へ進む敵 | 50点 |
| 回転障害物 | 0点 |
| 地上砲台 | 150点 |
| 一般の地上物 | 50点 |
| 破壊後に地形が変わる地上物 | 40点 |
| アルフォスの中核 | 5,000点 |
最初のエクステンドは20,000点、2回目は50,000点で発生します。以後は100,000点、150,000点、200,000点と、50,000点ごとに予備機が1機増えます。序盤では100点の空中敵と150点の地上砲台を逃さないことが、最初の20,000点へ早く到達する近道です。
表示できる最高得点は9,999,990点です。これを超えると上位の桁は保持されず、得点表示が低い数値へ戻ります。
ゲーム終了後は上位5件の得点と比較され、既存記録を上回れば名前を入力できます。同点ではランクインしません。名前は12文字まで入力でき、テンキー4・6で文字を選び、XキーかZキーで決定します。
残機と再開地点
ゲーム開始時は、プレイ中の自機1機と予備2機を合わせた合計3機です。自機が空中の敵、地上からの敵弾、空中の敵弾へ接触するとミスになります。
ミスすると自機が爆発し、予備機が1機減ります。スコア、残りの予備機、エリアの進行状況は維持されます。一方、画面内にいた敵、敵弾、自機の対空弾、対地ボムは消えます。再出撃時は危険な弾も消えるため、残機がある間は態勢を立て直せます。
予備機がなくなった状態でミスするとゲームオーバーです。コンティニューはなく、再挑戦はエリア1からとなります。残機アイコンは予備機を示すため、表示がない状態でも現在操作している自機は残っています。
アルフォス戦
アルフォスは第9エリアに登場し、3×3に並んだ合計9個のパーツで構成されています。中央が破壊対象となる中核で、その周囲を8個の外周パーツが囲みます。
外周パーツはクォンタム・キャノンでもメソン・ボムでも破壊できません。狙うべき場所は中央の中核だけです。中核にはメソン・ボム1発で勝利でき、破壊すると5,000点が加算されます。
中核は周期的に自機を狙って弾を撃ちます。さらに、アルフォス戦でも3機編隊が現れる場合があります。外周へ対空攻撃を撃ち続けると空中の敵へ使う弾が不足するため、Xキーは援護に現れる敵へ向け、Zキーで中核を狙う使い分けが適しています。
メソン・ボムは投下してから着弾するため、中核が着弾位置へ入る少し前にZキーを押します。中核を破壊すると外周パーツが画面外へ退場し、ゲームはエリア5から続きます。
デモとサウンド
タイトル画面では、クレジット、操作説明、BEST 5が順番に表示されます。SPACEキーを押さずに待つとデモプレイが始まり、終了後は再びタイトル画面へ戻ります。
通常プレイ中の操作内容が、次回のデモへ反映される仕組みも備えています。遊び方によっては、自分が直前に行った動きに近いデモを見ることができます。この機能は得点や攻略には影響しません。
常時流れるBGMはなく、ゲーム開始時や新しい自機の登場時に短いメロディが鳴ります。サウンドはPC-8801本体のビープ音を利用した簡潔な構成です。
攻略の流れ
開始直後は、画面中央付近を基準にして、空中の敵をツインショットで減らします。Xキーを押し続けても連射できないため、短く押して離す動作を繰り返します。敵弾が発射されたら大きく逃げず、弾道から外れる分だけ横へ移動すると、反対側から来る敵との接触を減らせます。
エリア1とエリア2では、敵編隊が現れない時間を利用して地上物を狙います。メソン・ボムは同時に1発しか使えないため、手前の地上物へ無計画に投下すると、続いて現れる地上砲台を攻撃できません。地上砲台を優先し、通常の地上物は進路と着弾位置が合う場合に狙います。
エリア3~5では、空中編隊の種類が増えます。100点の斜め移動する敵は得点効率がよい反面、動きの切り替わり付近で弾を撃ちます。得点を狙う場合も敵の横へ追いかけず、正面へ入った瞬間に攻撃してください。
エリア6では、空中の敵が少ない時間ほど地上砲火へ意識を向けます。回転障害物へクォンタム・キャノンを撃っても弾を吸収されるため、障害物と違う列へ移ってから空中の敵を狙います。地上から弾が発射された直後に横へずれると、次の弾を避ける空間も残せます。
エリア7以降は、敵編隊が途切れるまで画面下側を維持します。先頭の敵を倒して縦方向の通路を作り、編隊全体を追わないことが生存につながります。空中の敵と地上砲台が同時に攻撃してきた場合は、接近している空中の敵を先に倒し、その後でボムを投下します。
ボス戦では、外周パーツへ攻撃を使わず、中央の中核だけをメソン・ボムで狙います。援護の3機編隊が現れた場合は、Xキーで正面の敵を減らしてからZキーを押します。中核は1発で破壊できるため、得点を欲張って周囲の敵を追うより、着弾位置を合わせる方が早く突破できます。
周回後は第5~第9エリアが同じ順番で続きます。周回専用のエンディングや追加ボーナスはないため、20,000点、50,000点、その後の50,000点刻みを次の目標にします。残機を増やすまでは、40~50点の地上物より、進路を塞ぐ敵や射撃する地上砲台の排除を優先してください。
攻略まとめ
『アルフォス』では、対空攻撃と対地攻撃の使い分けが攻略の軸になります。Xキーは空中の敵、Zキーは地上物とアルフォスの中核に限定し、破壊できない回転障害物へ対空弾を使わないことが基本です。
敵弾は発射時の自機位置へ向かうため、撃たれた後に小さく横へ移動すれば回避できます。画面端まで逃げ続けると次の編隊に進路を塞がれるので、中央付近へ戻れる余地を残してください。
エリア6は地上砲火、エリア7以降は空中編隊への対応を優先します。アルフォス戦では外周を無視し、援護の敵を減らしてから中央へボムを着弾させれば、第5エリアから始まる周回へ進めます。
