『ティンクルスタースプライツ』は、ADKが開発し、1996年にネオジオの業務用システムMVS向けに登場した対戦型シューティングゲームです。画面を左右に分割し、2人のプレイヤーがそれぞれの領域で縦スクロールシューティングを行います。主人公のロードランと相棒のラビキャットをはじめ、魔法使い、騎士、精霊などの人物が、願いをかなえる伝説の星「ティンクルスター」を巡って戦います。かわいらしい人物と明るい世界観を採用しながら、対戦は素早い判断を求める内容です。
各プレイヤーの画面には敵となるゴーレムが編隊を組んで現れます。通常ショットで敵を倒すと周囲の敵が誘爆し、まとめて破壊する連爆が発生します。連爆の数が多いほど、相手側へ大量の攻撃ザコを送り込めます。攻撃ザコを相手が撃ち返すと、再び自分の画面へ反撃として戻されるため、一度の連爆から攻撃の応酬が続きます。敵の配置を見極め、最初にどの敵を狙えば大きな連爆になるかを判断することが重要です。
ボタンを押し続けると、通常より強力なためショットを使用できます。さらに攻撃を続けることで人物固有のエクストラアタックやボスアタックが発生し、相手の画面へ強力な敵を送り込めます。人物ごとにショットの範囲、移動速度、攻撃ザコの動き、ボスの攻撃方法が異なるため、選択した人物によって得意な戦い方が変わります。緊急時にはボムで敵弾を消し、危険な状態から立て直すことも可能です。
通常のシューティングでは敵の出現を覚えて自分の生存を目指しますが、本作では自分のプレイがそのまま相手への攻撃になります。大連爆を成功させても相手に撃ち返されれば、より危険な攻撃として戻ってくる可能性があります。1人用では物語に沿って個性的な相手と戦い、2人用では人間同士の駆け引きを楽しめます。シューティングの操作と対戦パズルの攻防を組み合わせた、独創性の高いADKの代表作です。
©1996 ADK