アーケード版『ザドライバー』は、1978年に株式会社関西精器製作所より発売されたレースゲームです。本作はビデオゲーム黎明期の作品であり、当時はまだ一般的ではなかった実写映像を記録した16mmフィルムを使用した、いわゆるフィルム式ライブ映像ゲームの先駆け的なタイトルです。プレイヤーは運転席を模した筐体に乗り込み、ハンドルを操作して夜間の市街地やハイウェイを疾走します。画面には実際に撮影された走行映像が映し出され、プレイヤーのハンドル操作に合わせて映像が分岐したり、障害物を回避したりする演出が行われました。その圧倒的な臨場感と、当時のコンピュータグラフィックスでは到底不可能だったリアルな視覚体験は、多くのプレイヤーに驚きを与え、後の実写系レースゲームやLDゲームの発展に多大な影響を与えた歴史的作品です。
©1978 KANSAI SEIKI
