独自の戦略性!アーケード版『ファイターズヒストリー ダイナマイト』の魅力

『ファイターズヒストリーダイナマイト』は、データイーストが1994年に発売した対戦格闘ゲームです。前年に登場した『ファイターズヒストリー』の続編であり、謎の格闘家Kが再び開催する大会「グレートグラップル」を舞台に、総勢13人の闘士が戦います。海外では『KARNOV’S REVENGE』の名称で展開されました。

前作から続投するレイ・マクドガル、溝口誠、リョウコ、マットロックなどに、新たな人物が加わっています。さらに、前作で最後に待ち構えていたカルノフやクラウンも使用できます。空手、柔道、プロレス、棒術などを基礎にした人物がそろい、接近戦を得意とする人物、飛び道具で相手を動かす人物、投げを中心に戦う人物など、操作感には明確な違いがあります。

操作はネオジオの構成に合わせた4ボタン方式です。弱パンチ、強パンチ、弱キック、強キックを使い分け、レバー入力との組み合わせで必殺技を出します。弱攻撃は素早く、相手の動きを止めたり反撃したりする場面に向いています。強攻撃は威力と攻撃範囲に優れますが、外したときの隙が大きくなります。

シリーズを象徴するのが「弱点システム」です。各人物の頭部や胴体、脚などには装着品で示された弱点があり、同じ場所へ一定回数の攻撃を受けると装着品が外れます。その瞬間に気絶して無防備になるため、相手の弱点へ攻撃を集中させれば大きな好機を作れます。一方で、自分の弱点を狙われている場合は距離を変え、同じ攻撃を受け続けないようにする必要があります。

派手な特殊ゲージよりも、通常技、必殺技、投げ、対空攻撃といった格闘ゲームの基本を重視しています。攻撃を当てたときの重い音と動きによって、打撃の手応えが分かりやすく表現されています。人物ごとの弱点を把握し、狙う側と守る側の読み合いを加えた、正統派の対戦格闘ゲームです。

©1994 DATA EAST CORPORATION

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