AC版『ルナレスキュー』慣性と燃料の緊張感ある救助ミッション

ルナレスキュー

アーケード版『ルナレスキュー』は、1979年5月にタイトーから発売された、月面着陸をテーマにしたシューティングゲームです。開発もタイトーが担当し、同社の金字塔である『スペースインベーダー』の基板を流用して制作されました。プレイヤーは救命艇を操作し、隕石を避けながら燃料を管理しつつ月面に着陸して遭難者を救助するという、当時のゲームとしては異色のシステムが特徴です。繊細な慣性制御と燃料という資源管理の要素が、独特の緊張感を生み出しています。

目次

ゲーム概要

『LUNAR RESCUE』は、固定画面の中で救助船を操り、月面の救助対象を母船まで送り届けるゲームです。画面上部には母船、画面下部には月面と着陸台があり、救助船は母船から発進して月面へ降下します。

着陸台に無事降りると救助対象を乗せ、今度は母船へ戻る上昇パートに切り替わります。母船中央の開口部へ正しく入ると救助成功です。1面には6人の救助対象が登場し、6人それぞれの救助場面が終わると次の面へ進みます。全員を母船へ連れ帰れなくても面は進みますが、救助を失敗させると面終了時のボーナスで差がつきます。

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項目内容
ジャンル固定画面型アクション / 救助アクション
1面の救助対象6人
プレイの流れ下降、着陸、救助、上昇、着艦を繰り返す
救助成功救助対象を乗せて母船へ帰還する
次面への移行6人分の救助場面が終わると次の面へ移る
難度変化面が進むと障害物数や敵の速度が上がる

画面の見方

画面上部にはスコア表示と母船があり、中央付近の開口部が帰還時の目標になります。左上には燃料を示すFUELが表示され、右下には現在の面数が出ます。画面下部には月面地形、着陸台、救助対象、危険地形、残機アイコン、クレジット表示が並びます。

下降時は、下方向の着陸台と障害物の隙間を見ます。上昇時は、母船の開口部と横切るUFO、敵弾の位置を見ながら進路を決めます。行きは「どこへ降りるか」、帰りは「どこから母船へ入るか」を早めに決めると、余計な横移動を減らせます。

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表示役割
SCORE-1 / SCORE-21P、2Pのスコア
FUEL面内で使う燃料
母船救助船の発進元であり、帰還先
着陸台月面で救助対象を乗せるための着陸地点
救助対象月面にいる救出すべき人物
残機アイコン残りの救助船数
面表示現在のステージ数

操作方法

操作は2方向レバーと1ボタンです。左右レバーは救助船の横移動に使います。ボタンの役割は場面によって変わり、下降中はスラスター、上昇中はビーム射撃になります。

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操作内容攻略での使い方
左右レバー救助船を左右に動かす障害物の隙間、着陸台、母船開口部に進路を合わせる
ボタン(下降中)スラスター / 減速落下速度を抑え、着陸台の真上へ寄せる
ボタン(上昇中)ビーム射撃進路上のUFOを撃ち、帰還ルートを作る

救助の流れ

1回の救助は、母船からの発進で始まります。救助船は画面上部から月面へ降下し、途中にある隕石状、菱形状、小型星状の障害物を避けながら着陸台を目指します。下降中は真下だけでなく、少し先の横方向に開く隙間まで見ておくと安全に進めます。

月面の着陸台に正しく降りると、救助対象を乗せます。その後は上昇パートに切り替わり、UFOや敵弾を避けながら母船へ戻ります。母船中央の開口部へ入ると救助成功です。開口部を外すと救助は失敗扱いになり、「AAA…」が表示されます。この場合、救助成功数は増えませんが、救助船そのものは失われません。

無事に着陸し、救助対象を乗せて母船へ戻り、最後に開口部へ入ってようやく1人救助したことになります。スコアを伸ばすなら、着陸台やUFOの得点だけでなく、この最後の着艦まで含めて安定させたいところです。

下降と着陸

下降時

下降パートでは、救助船が月面へ向かって落ちていきます。左右移動で障害物を避け、ボタンで落下速度を抑えながら着陸台の真上へ寄せていきます。障害物に接触したり、月面地形やトゲ状の危険地形に触れたりすると救助船を失います。

着陸台には50点、100点、150点の得点があります。高得点の着陸台ほど狙いにくい位置に置かれているため、スコアを伸ばすなら挑戦したいところです。ただし、燃料は1回ごとに戻りません。無理な着陸狙いを続けると燃料を余分に使い、面終了時の残燃料ボーナスも減ります。

序盤は50点台でもよいので、まず安全に降りる感覚を固めます。慣れてきたら、障害物の流れを見て100点、150点の着陸台を狙います。着陸直前に大きく横へ動かすと端に触れやすいため、早めに横位置を合わせ、最後は減速で整える方が安定します。

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着陸台得点狙い方
低得点台50点安全に救助を進めたいときに使う
中得点台100点障害物の隙間が読める場面で狙う
高得点台150点進入角度と減速に余裕があるときだけ狙う

上昇と帰還

上昇時

上昇パートでは、救助対象を乗せた救助船が母船へ戻ります。ここではボタンがビーム射撃になり、UFOを撃って得点を稼げます。上昇中に現れるUFOは、大型が30点、小型が50点です。小型の方が高得点ですが、横へ追いすぎると母船への進路を崩しやすくなります。

上昇中に狙うべきなのは、進路上のUFOです。横に逃げるUFOを深追いすると、母船開口部への位置合わせが遅れます。帰還時は、画面中央付近へ戻るタイミングを早めに作り、開口部に対して正面から入れる形にしておくと成功率が上がります。

母船の直前で左右に大きく動かすと、開口部を外しやすくなります。敵を撃てる場面でも、着艦が近いなら射撃より位置合わせを優先します。全員救助ボーナスを狙うプレイでは、この判断がかなり大きな差になります。

スコア仕様

得点

スコアは、着陸台への着陸、UFO撃破、救助成功ボーナス、全員救助ボーナス、残燃料ボーナスで増えます。UFOを多く撃つだけではなく、救助を失敗させず、燃料を残して面を終えることがスコアにつながります。

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対象・条件得点
大型UFO30点
小型UFO50点
着陸台50 / 100 / 150点
全員救助ボーナス500点
残燃料ボーナス残燃料分

面終了時には、救助成功数に応じたボーナスが加算されます。1面では1人あたり50点ですが、面が進むほど上がり、4面以降は1人300点になります。後半ほど救助を失敗したときの損失が大きくなるため、UFO撃破や高得点台よりも帰還の安定を優先した方がよい場面が増えます。

表示面救助成功1人あたり
1面50点
2面100点
3面150点
4面以降300点

6人全員を母船まで送り届けると、面終了時に500点の全員救助ボーナスが入ります。1人でも着艦に失敗すると、このボーナスは入りません。高得点を狙うなら、まず6人全員を成功させる流れを作り、そのうえで着陸台やUFOの得点を上乗せしていく形が安定します。

燃料と残機

燃料はFUELとして表示され、面開始時は800から始まります。燃料を多く残すほど面終了時の得点が伸びるため、下降中に迷いすぎないこともスコア稼ぎの一部になります。表示は10単位刻みで減っていき、6人分の救助場面が終わると次の面で再び800に戻ります。

残った燃料は面終了時に得点へ加算されます。たとえば燃料が800残っていれば800点、650残っていれば650点です。高得点の着陸台を狙って燃料を大きく使うより、低得点台へ早めに降りて燃料を残した方が得をする場面もあります。

残機は、救助船そのものを失ったときに減ります。下降中に障害物へぶつかる、地形やトゲ状地形に触れる、着陸に失敗する、上昇中にUFOや敵弾へ当たる、といった場面では残機が1つ減ります。母船への着艦だけを失敗した場合は救助成功にはなりませんが、残機は減りません。

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状況残機救助成功数
障害物、地形、UFO、敵弾に接触減る増えない
着陸失敗減る増えない
母船への着艦失敗減らない増えない
母船への着艦成功減らない増える

難度変化

2面以降は障害物が増え、救助船を通せる隙間が狭くなっていきます。1面では着陸台を見てから進路を作る余裕がありますが、4面あたりからは先に隙間を探し、その先にある着陸台へ降りる意識が必要になります。6面以降は、狙った着陸台へ強引に寄せるより、無理なく降りられる場所へ切り替える判断が生存率を左右します。

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表示面隕石状の障害物菱形状の障害物攻略の目安
1面55着陸台を選ぶ余裕がある
2面66隙間を見てから動ける
3面77早めの横移動が効いてくる
4面88着陸台を選ぶ余裕が減る
5面99減速の使いすぎに注意する
6面1010安全な隙間を優先する
7面以降1011着陸台より進路選びを優先する

7面以降は障害物の密度が高く、序盤のように着陸台を選ぶ余裕がほとんどなくなります。狙いたい着陸台へ向かうより、通れる隙間の先にある着陸台を選ぶ方が生き残りやすいです。高得点台を狙える場面でも、進入角度が悪ければ早めにあきらめ、次の救助へ残機と燃料を残します。

攻略の流れ

序盤の狙いは、操作感をつかみながら6人全員救助を安定させることです。1面は障害物が少ないため、着陸時の減速、着陸台への横合わせ、母船開口部への入り方を覚えるのに向いています。高得点の着陸台を狙うより、まずは50点台でもよいので確実に降り、全員救助ボーナスまでつなげる流れを作ります。

下降中は、最初に横位置を作ってから減速する場面と、先に減速して隙間を待つ場面があります。障害物の列が左右に広く空いているときは、早めに横へ流して着陸台の真上へ入ります。隙間が狭いときは、無理に突っ込まず、減速して通れるタイミングを待つ方が安全です。

中盤の狙いは、着陸台の得点と安全性の見極めです。100点、150点の着陸台は魅力がありますが、燃料を多く使って無理に狙うと、残燃料ボーナスを失いがちです。救助成功ボーナスも面が進むほど上がるため、危険な高得点台より、無理なく帰還できる着陸台を選んだ方が総得点につながる場面もあります。

上昇中は、UFOを撃つことより母船への帰還ルートを優先します。進路上のUFOだけを撃つと決めておけば、余計な横移動を減らせます。開口部の下へ入るタイミングが遅れると、最後に大きな修正が必要になり、着艦失敗につながりやすくなります。

後半の狙いは、下降前半で無理をしないことです。6面以降は障害物数が増え、7面以降は密度と速度の両方が厳しくなります。降下中に危ないと感じたら、高得点台を捨てて低得点台へ切り替える判断も有効です。面全体の燃料は限られているため、迷いすぎず、通れる隙間を見つけたら早めに決断します。

全員救助を狙うプレイでは、最後の着艦がもっとも緊張する場面です。母船の開口部へ入る直前は、敵よりも自機の横位置を優先して見ます。開口部に対して正面から入れる位置を早めに作り、射撃や横移動を減らすと成功率が上がります。

© TAITO CORPORATION 1979

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