『ちびまる子ちゃん まる子デラックスクイズ』は、タカラが手掛け、1995年にネオジオの業務用システムMVS向けに発売したクイズゲームです。さくらももこ原作の『ちびまる子ちゃん』を題材にしており、まる子がテレビ番組「デラックスクイズ」へ出場します。優勝賞品である南の島への旅行を目指し、家族やクラスメートとチームを組んで全8ステージを進みます。原作やアニメで親しまれている人物が多数登場し、会話や表情を交えながら番組形式の勝負が展開されます。
ゲーム開始時には、まる子と一緒に参加する仲間を選びます。選んだ人物は問題分野の選択、得点の増加、回答時間の延長、選択肢の削減など、それぞれ異なる能力でまる子を助けます。知識だけでなく、苦手な分野を補える人物や得点を伸ばせる人物を選ぶことも攻略の一部です。さくら家の面々や学校の友達をどのように組み合わせるかによって、同じステージでも進め方が変わります。
各ステージは、一般的な4択問題に挑むノーマルクイズ、知識以外の能力も試されるバラエティクイズ、短いミニゲームなどで構成されています。出題分野は歴史、文化、芸能、スポーツ、生活など幅広く、約4000問が収録されています。バラエティクイズでは、画面を観察して正しい物を見つける問題や、記憶力、判断力、反射神経を求める内容が登場します。文章を読んで答える形式が続くだけではないため、テレビのクイズ番組に参加しているような変化を楽しめます。
登場人物の会話やコミカルな反応には原作の雰囲気が反映され、正解と不正解のどちらにも楽しい演出が用意されています。知識量に差がある人同士でも、仲間の能力やミニゲームによって勝負が動く点が特徴です。後に発売された家庭用ネオジオROM版は流通数の少なさから希少作品として知られるようになりましたが、作品の原点はアーケード向けのMVS版です。原作の世界観とクイズ番組の演出を丁寧に組み合わせた、ネオジオでは珍しい家族向けタイトルです。
©1995 さくらプロダクション / 日本アニメーション
