X68000向け737件の媒体は、5.25インチフロッピーディスク662件、3.5インチ9件、不明66件です。判明分671件の98.7%が5.25インチで、X68000ゲームの標準媒体だったことが数字に表れています。
一方、枚数は1枚から13枚まで広がります。作品の大容量化を見る場合、一定形式で刊行された電脳倶楽部を分けることが重要です。通常ゲームと混ぜると、後期の平均枚数が実態より低くなります。
目次
媒体規格ごとの収録数
| 媒体規格 | 収録本数 | 全体比 |
|---|---|---|
| 5.25インチFD | 662件 | 89.8% |
| 3.5インチFD | 9件 | 1.2% |
| 不明 | 66件 | 9.0% |
3.5インチは1989年2件、1990年3件、1991年3件、1992年1件の合計9件です。期間全体に広がることはなく、5.25インチの優位は最後まで変わりませんでした。
枚数別に見る作品構成
| 枚数 | 収録本数 |
|---|---|
| 1枚 | 209件 |
| 2枚 | 227件 |
| 3枚 | 109件 |
| 4枚 | 56件 |
| 5枚 | 24件 |
| 6枚 | 16件 |
| 7枚以上 | 20件 |
1枚と2枚が合計436件で中心ですが、3枚以上も225件あります。7枚以上は20件あり、最大は1994年の13枚です。多数枚組は、読み込みやディスク交換も含めて当時のゲーム体験を形作りました。
通常ゲームの平均枚数
| 発売年 | 平均枚数 |
|---|---|
| 1987年 | 1.22枚 |
| 1988年 | 1.67枚 |
| 1989年 | 2.35枚 |
| 1990年 | 2.36枚 |
| 1991年 | 2.51枚 |
| 1992年 | 3.15枚 |
| 1993年 | 3.42枚 |
| 1994年 | 3.84枚 |

平均枚数は1987年の1.22枚から1994年の3.84枚へ増え、約3.1倍になりました。1990年から1991年の変化は小さいものの、1992年に3枚を超えています。市場が縮小へ向かう時期にも、1作品当たりの媒体規模は大きくなりました。
ディスクマガジンの変化
電脳倶楽部136件は、1枚組72件、2枚組64件です。1988年は全8件が1枚組でしたが、1995年以降は全号が2枚組になっています。定期刊行物自体も途中で媒体量を増やしました。
ただし、通常ゲームとは内容構成が異なります。平均枚数の推移では除外し、電脳倶楽部の変化は別の系列として捉えています。
枚数だけでは測れない内容
フロッピー枚数が多いほどゲームの質や遊び時間が上とは限りません。圧縮方法、画像や音声の量、システム設計、媒体の両面利用などによって必要枚数は変わります。枚数は優劣ではなく、商品規模の変化を示す手掛かりです。

