最盛期X68000ゲーム全237作品から見るジャンル拡大と一般・成人向け市場の交差

パソコンゲーム

1991年と1992年に発売されたX68000向けゲーム237件をまとめました。1991年は137件で本リスト最多、1992年も100件を数えます。ディスクマガジンを除いても125件と88件があり、X68000ゲーム市場の最盛期に当たります。

アドベンチャー・美少女、シミュレーション、シューティング、アクション、RPGなどが厚く、一般向けと成人向けの双方で作品が増えました。収録本数だけでなく、市場の多層化が進んだ2年間です。

目次

最盛期2年間の収録本数

スクロールできます
発売年一般向け成人向け不明合計
1991年85件45件7件137件
1992年59件34件7件100件

合計は一般向け144件、成人向け79件、不明14件です。区分が判明している223件に占める成人向けは35.4%で、1987年から1990年の22.3%を大きく上回りました。

美少女作品と定番の共存

完全一致のジャンルでは、アドベンチャー・美少女39件、シミュレーション27件、シューティング19件、アクション16件、RPG・美少女15件です。電脳倶楽部24件を除いても、物語中心の作品と操作中心の作品が共存しています。

ジャンル要素では、美少女79件、アドベンチャー59件、シミュレーション35件、アクション35件、RPG33件、シューティング23件です。成人向けの増加が美少女要素を押し上げる一方、一般向けの主要ジャンルも十分な厚みを保ちました。

最盛期を担った発売元

発売元収録本数
ブラザー工業 タケル16件
フェアリーテール10件
バーディーソフト9件
アリスソフト9件
光栄9件
ディーオー8件
エルフ7件

1987年から1990年の上位とは顔ぶれが変わり、成人向けを得意とする発売元が増えました。ブラザー工業 タケルの16件は、ソフト自動販売機を通した流通が最盛期の選択肢を広げたことを示します。

一般向けの厚みも維持

成人向けが79件へ増えても、一般向けは144件で全体の中心です。シミュレーションでは光栄やシステムソフト、アクションやシューティングでは複数の移植・開発会社が作品を送り出しました。X68000を一つのイメージだけで語れない理由が、この並行した展開にあります。

3枚組が見え始める媒体

電脳倶楽部を除き、枚数が明記された作品の平均は1991年2.51枚、1992年3.15枚です。1992年には最大10枚の作品もあり、1枚や2枚で完結する作品に加えて、大容量化を必要とする作品が増えました。

ゲーム一覧を読む際の要点

ジャンル欄の複合表記は、作品の特徴を残すため元のまま掲載しています。区分不明は各年7件あるため、一般向けと成人向けの比率は判明分を基準に読む必要があります。

後期市場へ向かう分岐点

1991年と1992年は、作品数、ジャンル、対象層、流通経路が最も厚く重なった時期です。1993年以降は通常ゲームの本数が減り、アドベンチャーと美少女の比重が高まる一方、電脳倶楽部の定期刊行が市場の時間軸を延ばします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次