アーケード『サイドアームズ』は、1986年にカプコンから発売された横スクロールシューティングゲームです。プレイヤーは左右2方向に射撃可能なロボット「モビルスーツ」を操り、侵略者「ボゾン」軍と戦います。特徴的なのは2人同時プレイと合体システムで、戦略性の高い協力プレイが楽しめます。
開発背景や技術的な挑戦
開発を担当したのはカプコンの大野博之氏や岡本吉起氏らで、『1942』『1943』などのシューティングゲームを手掛けた経験が活かされています。当時の技術的制約の中でも、2方向射撃システムや協力プレイ時の合体システムといった斬新な仕組みを採用し、ゲーム性の向上を目指しました。
プレイ体験
『サイドアームズ』の特徴は、左右両方向へ攻撃可能な独特の操作性です。武器にはショットガン、3WAY、レーザーなどがあり、それぞれ3段階にパワーアップ可能。特に2人プレイ時の合体システムは、1人が移動を担当し、もう1人が射撃を担当するため、協力プレイの楽しさが際立っています。
初期評価と現在の再評価
当時の評価は、シンプルながら戦略性のあるプレイと合体システムが好評でしたが、派手な演出の競合作品に比べると目立つ存在ではありませんでした。しかし近年では、当時の独自性やゲームデザインが再評価され、レトロシューティングとしてファンの間で再び注目されています。
他ジャンル・文化への影響
『サイドアームズ』に登場するマスコットキャラクター「モビチャン」は、その後のカプコン作品でも様々な形で登場しています。また、合体システムやメカデザインは当時のロボットアニメや特撮ヒーロー文化の影響を色濃く反映しており、その後のゲームやアニメにおいても類似の要素が見られます。
リメイクでの進化
現代にリメイクされるとすれば、HDグラフィック化、オンライン協力プレイの実装、合体システムの強化などが期待できます。また、スコアランキングやリプレイ機能の搭載により、シューティングゲームの競技性も高まるでしょう。
ゲームが特別な存在である理由
『サイドアームズ』が特別なのは、その独創的な合体システムと2方向射撃という他にはない特徴を持つからです。協力プレイを前提に設計されたゲーム性は、他のシューティングとは異なる魅力を持っており、今なお特別な存在として記憶されています。
まとめ
『サイドアームズ』は、1986年のアーケードゲームとしては斬新なシステムを採用し、現在でも再評価されている作品です。2人プレイの戦略性や合体システム、文化的影響など、その魅力は今も色あせることなく、現代の視点でも楽しめる可能性を秘めています。
© CAPCOM 1986

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