『Mr. Do! VS ユニコーン』は、1983年にユニバーサルが発売したアーケード用の固定画面アクションゲームです。城の中でMr. Doを操作し、ハンマーで床のブロックを落として敵を倒します。狙うのは、目の前の敵だけではありません。上下の通路や階段のつながりを見ながら、敵をどこへ誘い、どの床を崩すかを考えるゲームです。
攻略の基本は、穴で敵の動きを止め、落下するブロックを撃破につなげること。鍵を集めて十字架を取れば、敵を直接ハンマーで倒せる反撃の時間が始まります。敵の全滅を目指すか、文字を集めて「EXTRA」を完成させるかという判断も、面を進めるうえで欠かせません。
ブロックを落とすたびに足場が変わるため、攻撃の準備と逃げ道の確保は一続きです。日本版の基本ルールから敵の性質、得点の仕組み、残機を増やす条件までを押さえ、序盤から敵が増えた後までの立ち回りを紹介します。
ゲーム概要
城の通路を移動しながら、画面内のユニコーンをすべて倒すと面クリアです。もう一つの進み方が、E・X・T・R・Aの5種類の文字をそろえる「EXTRA」の完成。こちらは敵が残っていても次の面へ進めます。
プレイ人数は1人、または2人交互プレイです。面をクリアするたびに次の配置へ移り、8種類の地形を繰り返しながら進行します。同じ地形に戻っても、敵の構成まで最初と同じになるわけではありません。
画面の見方
縦向きの画面に城全体が収まり、スクロールせずに遊びます。屋上と最下部の通路の間には、ブロックが並ぶ5段の床があります。固定されたはしごと、向きを変えられる斜め階段が、上下の通路をつないでいます。
Mr. Doの近くにある床がハンマーで落とす対象、その下を歩く敵が落下攻撃の狙い目です。同じ段にいる敵だけでなく、移動先の階段や下段にいる敵も見ておくと、挟まれる場面を減らせます。
「1ST」「2ND」は各プレイヤーの得点、「SCENE」は現在の面数を示します。残機はアイコン、集めたEXTRAの文字は旗で表示されます。城の上部中央にある扉と屋上通路は、十字架を取りに行く際の目印です。
操作方法
操作は4方向レバーとハンマーボタンです。ジャンプで飛び越える操作はなく、床とはしご、階段を使って移動します。
| 操作 | 内容 | 攻略での使い方 |
|---|---|---|
| レバー左右 | 通路を歩く | 敵と間合いを取り、落とす床の位置へ移動する |
| レバー上下 | はしごや階段を上り下りする | 敵のいる段を避け、上下から攻撃位置を作る |
| 斜め階段を横から押す | 階段の向きを変える | 上下の通路のつながりを変える |
| ハンマーボタン | 向いている側へハンマーを振る | 床を落とす、敵を押し戻す、EXTRAモンスターを倒す |
ハンマーは振り始めてから当たるまでに動作があります。敵に重なる直前まで待たず、間合いが残っているうちに振り始めます。通常の敵にハンマーを当てる行動は、主に押し戻して距離を作るためのものです。
敵の動き
通常の敵には赤・緑・青があり、穴に入れた後の動きが異なります。色に加えて、穴から出ようとしているか、すでに追いかけてきているかを見ると、次の行動を決めやすくなります。
| 敵 | 性質 | 対応の目安 |
|---|---|---|
| 赤 | 穴で足止めしやすいが、繰り返し落とすと待ち時間が短くなる | 足止めしている間に、上からブロックを落とす位置へ回る |
| 緑 | 最初から穴での待ち時間が短い | 穴に入れた後の攻撃まで、先に考えておく |
| 青 | 丸い姿をした敵。加速や分裂が脅威になる | 長く引き回さず、倒せる位置に来た機会を逃さない |
敵はつながった通路を移動しますが、分岐でいつも同じ方向へ進むとは限りません。階段の向きを変えた後も、反対側のはしごから回り込まれないかを見ておきます。
同じ面で時間をかけると、敵の速度が上がったり、変化や分裂が起きたりすることがあります。残り1体になってからも油断はできません。画面内の敵は、分裂したものを含めて最大8体です。
ブロックの使い方
各地形には、開始時に30~33個の落とせるブロックがあります。そのうち鍵付きが3個、ドクロ付きが4個で、残りが通常ブロックです。
| 種類 | 役割 |
|---|---|
| 通常ブロック | 落下させて敵をつぶし、元の位置には穴を作る |
| 鍵ブロック | 落下攻撃に使いながら、十字架の出現につなげる |
| ドクロブロック | 同じ組の2個を落とすと、間の床を連鎖させる |
敵は穴に落ちただけでは倒れません。しばらくすると這い出し、その際に床も復元します。穴にはまった敵をハンマーで下へ落とすことと、落下ブロックでつぶして倒すことは、別の攻撃です。
穴は敵の足止めに使えますが、自分の移動にも影響します。上から攻撃する準備を進める際は、落とす床だけでなく、攻撃後に立つ場所と次のはしごまでの通路も見ておきます。自分で穴を埋める専用操作はありません。
ドクロブロックは2個一組で、各地形に2組あります。同じ組を両方落とすと、間の床が連鎖し、その上にいる敵をまとめて倒せます。連鎖後の区間は再び叩き落とせない床になるため、以後の穴作りには使えません。
面の進み方
新しい面が始まるときの敵の数は、面が進むにつれて増えます。通常、新しい面は次の敵数で始まります。
| 面 | 開始時の敵数 |
|---|---|
| 1~5面 | 5体 |
| 6~9面 | 6体 |
| 10~13面 | 7体 |
| 14面以降 | 8体 |
1~3面は赤5体で始まり、4面からは開始時の構成に緑が加わります。9面以降は、登場後に青へ変化する敵も含まれます。敵数が増えるだけでなく、穴で足止めしにくい相手への対応も増えていきます。
9面では1面と同じ地形に戻ります。地形の順番を覚えると、鍵の場所や階段のつながりを先読みできます。ただし、ミス後の再開や面の途中での分裂では、上の表と敵数が異なる場合があります。
鍵と十字架
鍵ブロックを3個落とすと中央の扉が開き、屋上通路に十字架が現れます。取得すると背景の色が変わり、敵は文字の付いたEXTRAモンスターに変化します。
効果中は敵に触れてもミスにならず、ハンマーで直接倒せます。ただ触れて回るのではなく、ハンマーを当てて文字の獲得につなげます。効果終了が近づくと警告音が鳴り、背景の色が戻ります。
十字架の効果時間は、面やゲームの設定に加え、出現から取得までの待ち時間でも変わります。出現後に長く放置すると、取った後の反撃時間が短くなります。
屋上には、通常の床と同じように叩き落とせるブロックがありません。十字架を取るまでは、敵が近づいてもその場で穴を作れない点に注意が必要です。
スコア仕様
得点はブロックの落下、敵の撃破、十字架の取得で加算されます。通常敵の基本点と、その他の主な得点は次のとおりです。
| 行動・条件 | 得点 |
|---|---|
| 落とせるブロックをハンマーで落とす | 20点 |
| 赤い敵を倒す基本点 | 500点 |
| 緑の敵を倒す基本点 | 1,000点 |
| 青い敵を倒す基本点 | 1,500点 |
| EXTRAモンスターをハンマーで直接倒す | 500点 |
| 1面で十字架を取る | 1,500点 |
| 2~13面で十字架を取る | 2,000~7,500点 |
| 14面以降で十字架を取る | 8,000点 |
通常敵の撃破点は、落下の状況や巻き込んだ敵の数によって変わります。ブロックを落とした20点は、敵を倒した点とは別に加わります。空振りや、落とせない床を叩く行動では、この20点は入りません。
通常敵をまとめて倒した場合は、落下や巻き込みの条件で決まる基本点に、敵の色による倍率がかかります。赤だけなら1倍、青を含まず緑がいれば2倍、青がいれば3倍です。敵1体ずつの基本点を単純に足した点数ではありません。
十字架の取得点は、1面進むごとに500点ずつ上がり、14面で上限に達します。高得点を狙うときは、複数の敵を巻き込む攻撃と十字架の取得を組み合わせます。ただし、敵を集めるために長く待つほど動きも速くなるため、足場や退路が乏しい場面では目の前の敵を倒す方が安全です。
残機とミス
ゲーム開始時の残機は、筐体の設定によって2~5人です。通常時に敵へ触れるとミスになり、残機を1人失います。残機を使い切るとゲームオーバーです。
下段へ落ちただけではミスになりません。ただし、落下中も敵に触れると危険です。穴の縁に立っているときも、隣にいる敵との接触に注意します。下へ移る前に、着地先と途中の敵の位置を見ておきます。
EXTRAと1UP
EXTRAモンスターを倒すと、その敵に付いた文字を獲得します。E・X・T・R・Aの5種類をそろえると完成演出が入り、残機が1人増えて次の面へ進みます。同じ文字を何度取っても、集めた文字の種類は増えません。
十字架の効果中にブロックを落とすと、生き残っているEXTRAモンスターの文字がE→X→T→R→A→Eの順に変わります。ハンマーの空振りでは変わらないため、欲しい文字へ切り替えるには、落とせるブロックを使います。
例えばAだけが足りず、狙う敵がRなら、ブロックを1個落としてAに変えてから倒します。必要な文字になった後でさらに床を落とすと、次の文字へ進んでしまう点にも注意します。
集めた文字は、通常の面クリアやミスを挟んでも持ち越せます。1回の十字架で無理に全部そろえる必要はありません。完成すると取得済みの文字が消え、再び5種類を集められます。
攻略の流れ
開始直後は、近くのはしごと鍵の位置を見て、上段からブロックを落とせる場所を選びます。序盤の赤い敵は穴で止めやすいため、足止めしている間に上へ回り、落下ブロックを当てる流れを覚えるのに向いています。敵を穴に入れただけで安心せず、次の攻撃位置までを一組として考えます。
鍵を集める途中では、3個目を落とした後にどのはしごを使うか決めておきます。屋上へ通じる経路に敵がいるなら、先に倒すか別の経路を選びます。十字架を出してから遠回りするより、出現後すぐに取りに行ける形を作るのが狙いです。
十字架を取った後は、旗を見て不足している文字を狙います。欲しい文字が目の前にあれば、先にその敵をハンマーで倒します。文字を変える必要があるときだけ床を落とせば、余計な切り替えを避けられます。警告音が鳴ったら、次の敵を追うよりも、通常状態へ戻った後に逃げられる通路へ移ります。
敵が増えてからは、1体ずつ足止めする間に別の敵が近づいてきます。ドクロの組がある区間では、敵が連鎖範囲に入ったときに2個目を落とす攻撃が有効です。ただし、連鎖後はその区間で穴を作れないため、次に使う通常ブロックや退路を残しておきます。
周回後は、覚えた地形を使いながら、緑や青への攻撃を早めます。高い倍率を狙って敵を引き回すより、上から落とせるブロックの下に来た敵を確実に倒す方針へ切り替えます。足止め中の赤を後回しにする場合も、すでに穴から出ようとしていないかを見て判断します。
残り1体になったら、その敵を倒す手段があるか、EXTRA完成を狙える状況かを見比べます。最後の敵を倒せるなら、遠くの鍵や追加得点を追わず面を終える方が、時間経過による変化や分裂を避けやすくなります。
攻略まとめ
床を叩く前に、「何を倒すための一打か」と「叩いた後にどこへ動くか」を決めます。穴で止めるだけになっているなら、上からブロックを当てる経路へ。複数の敵に迫られているなら、ドクロの連鎖範囲や十字架までの経路へと、盤面に合わせて狙いを変えます。
残機に余裕がなければ、持ち越した文字からEXTRA完成までの近さを判断します。一方、目の前の最後の敵を倒せる場面では、その機会を優先します。得点、1UP、面クリアのどれを目指すかを決めると、不要な遠回りを減らせます。
UNIVERSAL ©1983

