『ドンキーコングJR.』は、1982年に任天堂が発売したアーケード向けの固定画面アクションゲームです。プレイヤーはドンキーコングJR.を操作し、マリオに捕らえられた父親のドンキーコングを救出します。4方向レバーとジャンプボタンだけで遊べますが、ツルを1本または2本つかむことで昇降速度が変わり、ジャンプボードでは入力の瞬間によって跳躍の高さも変化します。4面はツル、ジャンプボード、電気経路、鎖とキーという異なる仕掛けで構成され、敵を避けながら上を目指す判断が絶えません。直接攻撃はできず、フルーツを落として敵を倒す位置取りが、突破と高得点の両方につながります。早く進めば残りBONUSが得点へ加わる一方、敵をまとめて倒すには待つ判断も生まれます。攻略では、速度、敵との高さ、残り時間を見比べることが勝敗を分けます。この記事では、画面表示、操作、全4面の進み方、敵の動き、得点、残機、難度上昇、実戦での攻略手順を紹介します。
ゲーム概要
目的は、縦長の固定画面を上へ進み、父親のドンキーコングを救うことです。1つのLEVELは異なる4面で構成されます。第1面から第3面までは、画面上部にある1本のキーへ到達するとクリアです。
第4面では、6本のキーを鎖に沿って押し上げ、上端の6個のロックへ入れます。すべてのロックを開けると救出演出が始まり、次のLEVELの第1面へ戻ります。最終面で終わる方式ではなく、難度を上げながら同じ4面を繰り返すループ型です。
1人プレイと2人交互プレイに対応します。2人プレイでは、ミスをすると操作するプレイヤーが交代します。面をクリアした場合は、同じプレイヤーが次の面へ進みます。
ストーリー設定

マリオに敗れたドンキーコングは森の中の檻に閉じ込められます。ドンキーコングの息子であるドンキーコングJR.は、父を救うためにマリオに立ち向かいます。マリオはドンキーコングをヘリコプターで彼のアジトに運び、ドンキーコングの鎖の鍵を建物の周りに配置します。ドンキーコングJR.は複数の敵に攻撃されますが、それらをかわして父を救出します。
| キャラクター | 概要 |
|---|---|
| ジュニア | 主人公(プレイヤーキャラクター)です。前作の悪役であったドンキーコングの息子です。 |
| パパ | 別名は「ドンキーコング」です。本作での救出対象であり、前作でのレディの役目にあたります。 |
| マリオ | 前作の主人公で、本作の悪役です。今作から個人名が付けられ、常に鞭を持っており、敵キャラクターをジュニアに突撃させます。 |
| スナップジョー | 1面と4面の敵キャラクターです。赤色もしくは青色の機械ワニです。 |
| ニットピッカー | 2面と4面の敵キャラクターです。2面ではワシの姿で飛行し、卵を投下します。4面ではカラスの姿で登場します。 |
| スパーク | 3面の敵キャラクターです。オレンジ色もしくは青色の電気物体で、それぞれ姿が異なります。 |
画面の見方

画面はスクロールしません。ジュニア、足場、ツルや鎖、敵、フルーツ、到達地点が1画面内に配置されるため、上方の敵と移動先を見てから動けます。画面上部の表示は、次の意味を持ちます。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| 1UP | 現在のプレイヤーの得点 |
| HIGH SCORE | 最高得点 |
| ジュニアの顔 | 残機 |
| BONUS | 面クリア時に加算される残り得点 |
| L | 現在のLEVEL |
Lは現在の面番号ではありません。同じLEVELの4面では同じ値が表示され、第4面を終えると1つ増えます。BONUSは時間の経過に伴って100点ずつ減り、0になるとミスです。素早く上へ進むほど、面クリア時に多くの得点を残せます。
操作方法
操作装置は4方向レバーとジャンプボタン1個です。独立した斜め入力や攻撃専用ボタンはありません。地上とツルでは同じレバーでも役割が変わります。
| 操作 | 内容 | 攻略での使い方 |
|---|---|---|
| 左右入力 | 足場を左右へ移動する | 敵の進路を外し、跳び越せる間隔を作る |
| 上下入力 | ツルや鎖を昇降する | 敵の高さに合わせて進路を変える |
| ツルで左右入力 | 隣のツルや鎖へ手を移す | 2本をつかんで上昇を速める |
| ジャンプ | その場または進行方向へ跳ぶ | 足場の切れ目や地上の敵を越える |
| 着地時にジャンプ | ジャンプボードで高く跳ぶ | 第2面の上方ルートへ乗り移る |
ツルや鎖を2本つかむと、1本だけのときより速く上れます。反対に、下りるときは1本だけをつかむ方が高速です。上昇では両手、下降では片手という使い分けが、敵との高さをずらす基本になります。
ジュニアは敵へ直接攻撃できません。フルーツに触れると下へ落とせるため、敵が真下へ来る瞬間に当てて倒します。
4つの面
4面は順番が固定されています。第1面からすべての面が登場し、第4面の救出後に同じ順番を繰り返します。
| 順番 | 構成 | クリア条件 |
|---|---|---|
| 第1面 | ツルと水面のジャングル | 上部のキーへ到達する |
| 第2面 | ジャンプボードと可動足場 | 右側から上り、上部のキーへ到達する |
| 第3面 | 電気設備を思わせるジグザグ経路 | 最上段のキーへ到達する |
| 第4面 | 6本のキーと6個のロックがある鎖 | すべてのキーをロックへ入れる |
第1面は画面左下から始まり、ツルを渡って上部を目指します。水へ落ちるとミスです。赤と青のスナップジョーがツルや足場を動くため、2本のツルで上る速さと、1本で下りる速さを切り替えて追跡を外します。
第2面は画面下部のジャンプボードから上へ進みます。着地に合わせてジャンプボタンを押すとスーパーハイジャンプになり、通常より高い足場へ届きます。ニットピッカー本体だけでなく、上空から落ちる卵にも注意が必要です。
第3面では、電気経路に沿って動くスパークの間を抜けます。オレンジや赤系のスパークは経路を循環し、青系は上方から縦の経路へ入ります。足元の敵だけを見て跳ぶと頭上のスパークへ触れやすいため、着地点と上段を同時に見て進みます。
第4面は鎖を上りながらキーを押し上げる救出面です。隣り合う2本の鎖の間に入ると、2本のキーを並行して押し上げられる場面があります。赤いスナップジョーとニットピッカーを避け、6個すべてのロックを開ければLEVELクリアです。
1面

主人公ジュニアが画面の左下隅からスタートし、上部にある檻に閉じ込められた父親、ドンキーコングを救うために様々なツタと段差を渡っていきます。プレイヤーは最初のツタを掴み、青いスナップジョーという敵を避けながら登る必要があります。これらの敵はツタを下りてくるので、プレイヤーは戦略的にツタを切り替えて敵を避ける必要があります。また、ツタの途中には果物が配置されており、ポイントを得たり敵に対して使うことができます。進むにつれて、プレイヤーは小さな段差を飛び越えて画面の右端に到達する必要があります。これには正確なジャンプとタイミングが求められ、特にツタを守るスナップジョーには注意が必要です。プレイヤーは途中の果物、例えば梨やリンゴを使って、一度倒すと戻ってこない赤いスナップジョーを倒すことができます。ただし、バナナのような果物を取ることは得点を獲得できる一方で敵との接触リスクがあります。このステージの最終局面は、最も右のツタを登り、枝を超えて残っているスナップジョーを避けることです。

ステージは、ジュニアが枝の高い部分に飛び上がり、鍵を掴めばクリアとなります。
2面

このステージでは、画面の下部にスプリングボードが設置され、ドンキーコングJR.が対岸の樹上に到達するためのショートカットとして機能します。プレイヤーは、ジュニアを様々な段差とチェーンを移動させて、卵を投げる小さなニットピッカーという鳥のような敵を避けながら進む必要があります。スプリングボードを効果的に使うためには、正確なタイミングが重要。

ジュニアが2番目の伸縮するツタを最も低い位置で掴んだ後、さらに進んで鎖に到達し、ニットピッカーを避けながらステージの終わりにある鍵に到達する必要があります。
3面

ステージ構成はシンプルですが、電気的なトラップがあります。プレイヤーの脅威は「スパーク」と呼ばれる敵です。これらのスパークは、ジュニアが地上にいる時だけでなく、頭上を通過する時も危険です。プレイヤーはしばしば、地上のスパークを飛び越えることに集中し、気づかないうちに頭上のスパークと接触することがあります。

左からスタートし、右へ渡り、上に登り、再び左へ渡り、もう一度登り、このパターンを続けて鍵を手に入れて進む必要があります。赤いスパークは決められたループを辿りますが、青いスパークは画面の上から下へと垂直に移動し、マリオの下にある4つの経路の中からランダムに移動します。各段にはフルーツがあり、点数の獲得やスパークを排除する手段として利用できます。しかし、スパークに対してフルーツを効果的に使用するには、タイミングが重要です。また、プレイヤーはスパークに囲まれたり、行き止まりに追い込まれたりしないよう、周囲の状況を常に意識する必要があります。
4面

このステージでは、ジュニアの主な目的は、鍵がかかった檻に閉じ込められた父親、ドンキーコングを救出することです。鍵はチェーンの下に位置し、ジュニアはそれらを上に押し上げて鍵穴に挿入し、父を解放する必要があります。ステージは、マリオによって送り込まれた赤いスナップジョーと大きなニットピッカーという敵の存在により難易度が上がっています。大きなニットピッカーは画面を横切って飛び、段差を下げて方向を変えながら攻撃します。ジュニアが一度に2つの鍵を押し上げるのは時短になりますが、スナップジョーとの接触リスクが倍増します。

すべての鍵穴が解除されると、ドンキーコングが解放され、ジュニアが彼をキャッチします。これでステージは終了し、難易度がアップした1面から再開します。
敵とフルーツ
敵は面ごとに移動場所と攻め方が変わります。フルーツは各面に置かれ、触れると真下へ落下します。敵を引きつけてから落とせば、進路を作りながら得点も伸ばせます。
| 対象 | 主な動き | 対処 |
|---|---|---|
| スナップジョー | 第1面と第4面のツル、鎖、足場を移動する | 高さをずらして避け、真上のフルーツを落とす |
| ニットピッカー | 第2面を飛び、卵を落とす。第4面では鎖の間を移動する | 本体と卵の進路が重ならない間に移動する |
| スパーク | 第3面の電気経路を循環または上方から進入する | 上下の経路を見て、通過後に次の足場へ進む |
| フルーツ | 触れると真下へ落下する | 敵が縦に重なる瞬間を狙って連続撃破する |
LEVELが上がると、敵の数、現れる間隔、移動経路、位置関係が段階的に厳しくなります。変化はLEVEL 2から始まり、多くはLEVEL 5付近で上限へ達します。高いLEVELでは敵を待ち続ける余裕が減るため、通過直後の空間を使って前進します。
スコア仕様
高得点の中心は、同じフルーツで複数の敵を倒すことです。フルーツを落とした時点で400点が入り、続けて敵へ当たるほど1体当たりの得点が上がります。
| 行動 | 得点 | 実戦での意味 |
|---|---|---|
| フルーツを落とす | 400点 | 敵に当たらなくても得点になる |
| 同じフルーツで1体目を倒す | 800点 | 安全な進路を作りながら加点できる |
| 同じフルーツで2体目を倒す | 1,200点 | 敵を縦に重ねる価値が高まる |
| 同じフルーツで3体目以降を倒す | 1体につき1,600点 | 連続撃破で大きく得点を伸ばせる |
| 敵をジャンプで越える | 100点、300点、400点 | 越える状況によって得点が変わる |
| 第4面でキーを入れる | 1本につき200点 | 6本すべてを入れると救出へ進む |
| 面をクリアする | 残りBONUS全額 | 早く到達するほど加点が増える |
初期BONUSはLEVEL 1が5,000点、LEVEL 2が6,000点、LEVEL 3が7,000点です。LEVEL 4から21までは8,000点になります。第2面と第4面では一定の間隔で減少し、LEVELが高いほど減る間隔が短くなります。第1面と第3面では、敵や仕掛けが現れる流れと結び付いて減るため、100点ごとの間隔は一定ではありません。
フルーツの連続撃破を狙うときは、BONUSとの交換になります。敵を集めるために長く待ち、残りBONUSや残機を失う状況では、1体だけ倒して先へ進む方が総得点を保ちやすくなります。
残機とミス
初期残機は標準設定で3です。筐体設定によって4、5、6にも変更できます。エクステンドは1人につき1回だけで、標準設定では10,000点に到達すると残機が1つ増えます。設定点は15,000点、20,000点、25,000点へ変更される場合があります。
敵本体や卵に触れる、水へ落ちる、谷底や画面下へ落ちる、高すぎる場所から落下する、BONUSが0になるとミスです。残機があれば同じ面から再開し、すべて失うとゲームオーバーになります。
演出とループ
開始時には、檻に入れられたドンキーコングが運ばれる場面が入り、救出の目的を示します。ミス時のジュニアは目を左右交互に大きくし、両手を動かして叫んだ後に落下または画面から消えます。
第4面で最後のロックを開けると、解放されたドンキーコングをジュニアが受け止めます。その後はLEVELが1つ上がり、第1面へ戻ります。恒久的なエンディングやスタッフロールはありません。
LEVEL 22へ到達すると、開始時のBONUSが400点になります。100点ずつ4回減るだけで時間切れになるため、第1面を終えるだけの猶予がなく、実質的な到達限界です。
攻略の流れ
開始直後は、ジュニアの真上だけでなく、次に乗る足場と上段の敵まで見ます。第1面では2本のツルで素早く上り、スナップジョーが同じ高さへ来たら1本に持ち替えて下へ逃げます。フルーツの下へ敵が1体入った時点で落とせば、安全な通路を早く作れます。
第2面では、ジャンプボードへ着地する瞬間にジャンプボタンを押します。高く跳べなかった場合に無理な移動を続けると、ニットピッカーと卵に挟まれやすくなります。着地点の上空が空くのを待ち、スーパーハイジャンプから右側の上方ルートへ移ります。
第3面では、目の前のスパークを越す前に上段の位置を見ます。下段の敵が通過しても、頭上の経路から青いスパークが入る場面があります。上下どちらか一方が空いた瞬間ではなく、着地点を含む2段が空いた瞬間に前へ出ると接触を減らせます。
第4面では、1本ずつ確実に押し上げる進め方を基本にします。隣り合う2本の鎖へ安全に入れる場面だけ、2本同時に押して所要時間を縮めます。敵が鎖の上下に重なった場合はキーを急いで押さず、フルーツで進路を空けるか、別の鎖へ移って高さをずらします。
LEVELが上がってからは、連続撃破のために敵を長く待たない方が安定します。敵が通過した直後に次の足場や鎖へ移り、BONUSと残機を優先します。得点を狙うなら、自然に複数の敵がフルーツの下へ並んだ場面だけ連続撃破へ切り替えます。
攻略まとめ
基本判断は、上るときはツルを2本、下りるときは1本です。敵と同じ高さにとどまらず、昇降速度を切り替えて追跡を外します。ジャンプ前には着地点だけでなく、上段から入る敵も見ておくと不意の接触を減らせます。
高得点はフルーツの連続撃破から生まれますが、待ち時間が長いほどBONUSが減ります。安全に通れる隙間ができたら前進し、敵が自然に縦へ重なった場面だけまとめて倒すのが、生存と得点を両立しやすい進め方です。
©1982 Nintendo

