PlayStation版『真説サムライスピリッツ 武士道烈伝』は、SNKの対戦格闘ゲーム『サムライスピリッツ』を題材にしたRPGです。1997年6月27日に発売されました。格闘ゲームで描かれてきた剣士たちを操作し、町やダンジョンを巡りながら魔界の脅威と戦います。対戦中心のシリーズとは異なり、人物同士の会話や旅の過程を通して世界観を詳しく楽しめる作品です。
物語は「邪天降臨之章」と「妖花慟哭之章」の2本で構成されています。「邪天降臨之章」は初代『サムライスピリッツ』を基に、天草四郎時貞と暗黒神アンブロジァの野望を追います。「妖花慟哭之章」は『真サムライスピリッツ 覇王丸地獄変』を基にした物語で、羅将神ミヅキとの戦いが描かれます。異なる地域や仲間が登場するため、2つの章で別の冒険を味わえます。
主人公は覇王丸、牙神幻十郎、ナコルル、橘右京、ガルフォード、チャムチャムの6人から選択します。選んだ人物によって旅立つ理由や会話、一部の展開が変化します。冒険の途中ではシリーズの剣士が仲間になり、最大3人のパーティーで戦います。誰を中心に進めるかによって、使用できる奥義や得意な属性も異なります。
敵との戦闘は順番に行動を選ぶ方式です。通常攻撃、防御、道具、奥義などを使い分けます。奥義には格闘ゲームでおなじみの技が採用されており、技の一覧から選ぶ方法に加え、対応する方向とボタンを入力して発動することも可能です。怒りが高まると攻撃力が増し、強力な奥義で形勢を変えられます。
町では武器や防具、回復用の道具を購入できます。鍛冶屋を利用すると武器を強化でき、属性を付けて特定の敵へ有利に戦うことも可能です。新しい奥義の習得や装備の更新を行い、各地に待つ強敵へ備えます。戦闘だけでなく、町の住人から情報を聞き、次の目的地を探すRPGらしい進行が用意されています。
PlayStation版には、物語をクリアした後に楽しめる独自のおまけがあります。本編を支えた12人のサブキャラクターに焦点を当て、それぞれの後日談や短いエピソードを鑑賞できます。対戦格闘ゲームでは描かれにくかった人物の一面を知ることが可能です。『サムライスピリッツ』の物語や登場人物を時間をかけて楽しみたい人に向いた作品です。
