『DIVE ALERT レベッカ編』は、海面上昇によって陸地の多くが失われた未来を舞台に、潜水艦で世界を巡るシミュレーションRPGです。サクノスが開発し、1999年8月19日に発売しました。プレイヤーは少女レベッカとなり、生き残った人々が暮らす海上施設を拠点に、各海域で与えられる任務へ挑みます。同時発売のバーン編とは主人公だけでなく、物語の視点、遭遇する人物、入手できる艦艇などが異なります。片方だけでも物語を追えますが、両方を遊ぶと荒廃した世界を別の立場から眺められます。
戦闘ではレーダー画面を見ながら敵艦との距離と深度を測り、魚雷やミサイルを発射します。海中は4段階の深度に分かれており、同じ位置に見える敵でも深さが違えば攻撃は当たりません。ソナーで相手の位置を探り、進路を予測して射程へ入れる判断が必要です。敵に狙われたときは潜航や浮上で攻撃線を外し、機雷やデコイも利用します。酸素や電力には限りがあるため、長時間の探索や無駄な回避は不利になります。派手な連射より、情報を集めて先に有利な位置を取ることが勝敗を左右します。
任務の報酬や回収した部品を使い、船体、機関、探知装置、武器などを強化できます。攻撃力を優先するだけでなく、航続力や索敵能力を高めると長い任務を進めやすくなります。物語を進めるストーリーミッションのほか、自由に戦って資金や経験を得るフリーバトルもあり、行き詰まったときは装備を整え直せます。通信機能を使えば、育てた艦艇でほかのプレイヤーと対戦することも可能です。
レベッカ編は、潜水艦を直接操る緊張感と、少しずつ性能を伸ばす育成の楽しさを組み合わせています。画面上の情報は簡潔ですが、敵影を発見してから攻撃へ移るまでの読み合いには独特の手応えがあります。最初は残量をこまめに確認し、相手を見失ったら無理に撃たず、再び探知することが大切です。静かな海の奥に危険が潜む雰囲気と、少女の視点で進む物語をじっくり味わいたい人に向いた作品です。
