PlayStation版『ザ・キング・オブ・ファイターズ’95』は、SNKの人気対戦格闘ゲームを初代PlayStationへ移植した作品です。1996年6月28日に発売されました。『餓狼伝説』『龍虎の拳』『怒』『サイコソルジャー』などの登場人物が一堂に会し、3人1組のチームで最強を目指します。シリーズ第2作にあたり、後の作品へ受け継がれるチームエディットや八神庵が初めて登場しました。
物語は、前年に倒されたはずのルガールから格闘大会の招待状が届くところから始まります。主人公の草薙京は二階堂紅丸、大門五郎と日本チームを結成し、再び大会へ参加します。一方、京への強い敵意を抱く八神庵は、ビリー・カーン、如月影二とライバルチームを組みます。大会の裏ではルガールの復活と草薙家の因縁が動いており、終盤では草薙柴舟やオメガ・ルガールが待ち受けます。
対戦は3対3の勝ち抜き方式です。1人を倒しても試合は終わらず、相手側の3人全員を倒す必要があります。勝者の体力は一定量だけ回復して次の相手と戦うため、先鋒、中堅、大将の順番が勝敗を左右します。本作では所属チームに関係なく好きな3人を選べます。使いやすい選手を集めるだけでなく、先鋒で相手を削り、大将へ得意な選手を置くといった編成も可能です。
攻撃にはパンチとキックの強弱を使い、必殺技、投げ、回避動作、ふっ飛ばし攻撃を組み合わせます。パワーゲージをためて最大状態になると攻撃力が上昇し、超必殺技を使用できます。体力が減って点滅している間も超必殺技を狙えるため、最後まで逆転の可能性が残ります。PlayStation版では、特定の必殺技をLRボタンから出せる操作補助も用意されています。
CD-ROMからデータを読み込む仕様のため、対戦前などに待ち時間が発生します。また、キャラクターの動きや演出には原作と異なる部分があります。その一方で、専用カートリッジを用意せずPlayStation本体とソフトだけで遊べる点は分かりやすく、家庭で対人戦を楽しめます。自由なチーム作りと京と庵の対立を軸に、KOFシリーズの基本形が完成した作品です。
