『水木しげるの妖怪写真館』は、日本各地を旅して妖怪を探し、不思議なカメラで撮影するスナップショットRPGです。浮世亭が開発し、SNKが1999年12月29日に発売しました。水木しげるが描いた妖怪が120種類以上登場し、土地や時間、行動などの条件を満たして出会うことが目的です。一般的なRPGのように武器で敵を倒すのではなく、妖怪の姿を画面へ大きく収め、質の高い写真を残すことが成長と収集につながります。
各地の図書館や住民から得られる手掛かりを基に、妖怪が現れる場所を探します。東北や関東などの地域だけでなく、昼夜や施設での行動が出現へ関わる妖怪もいます。すぐに見つかる相手ばかりではなく、船へ乗る、宿へ泊まるといった条件を試す必要もあります。移動には費用がかかるため、手掛かりを整理してから目的地へ向かうと無駄を減らせます。各地の伝承と妖怪の特徴を結び付けて考える探索が、本作の大きな楽しさです。
妖怪を発見すると撮影画面へ移り、動く相手へ照準を合わせてシャッターを切ります。妖怪の中心を正確に捉え、一定時間照準を保つほど、質の高い写真になりやすくなります。相手ごとに動き方が違うため、急いで撮るより、軌道を見て画面中央へ来る瞬間を待つことが重要です。撮影後は写真を現像し、妖力と霊力を持つカードとして利用します。不要な写真は鬼太郎に買い取ってもらい、旅の費用へ回せます。
撮影した写真は、ねずみ男やほかのプレイヤーとのカード対戦に使えます。同じ妖怪でも撮影の出来によって能力が変わるため、発見しただけで収集は終わりません。より良い構図を狙って撮り直し、写真帳を充実させる遊びが続きます。最初は動きの遅い妖怪で照準の合わせ方を覚え、フィルムを使い切る前に現像と整理を行うと進めやすくなります。すべての妖怪を見つけた後も、各写真をベストショットへ近づける目標が残ります。妖怪探索、撮影技術、カード対戦を1つにまとめた個性的な作品です。
