『SATAN OF SATURN(サタン オブ サターン)』は、SNKが1981年に発売したアーケード用の固定画面型シューティングゲームです。左右へ移動する宇宙船を操作し、地球へ迫る編隊を迎撃した後、土星へ向かって複数の戦闘を突破します。1周は性質の異なる4フェーズで構成され、すべてを終えると、敵の動きが速くなった次の周回が始まります。通常弾は画面内に最大2発までしか出せず、押し続けても連射できません。地球防衛面では、画面下部へ侵入した敵をまとめて攻撃できる第2ボタンも使えます。限られた弾を撃つ間隔、敵を迎え撃つ位置、予備機を守る判断が攻略の軸です。各フェーズの進み方、得点、残機、周回による難化、実戦での狙い方を順に紹介します。
ゲーム概要
ゲームは縦長の固定画面で進み、画面のスクロールはありません。プレイヤーは画面下部の宇宙船を左右へ動かし、上方や周囲から現れる敵を撃ち落とします。
1周目は、地球を防衛する2種類の編隊、3発で破壊できる大型対象、土星地表の小型敵群、3体の翼型編隊という順番です。4フェーズを終えると、そのまま次の周回へ移ります。
| 進行 | 内容 | 終了条件 |
|---|---|---|
| 地球防衛前半 | UFO型の敵を迎撃 | 25体撃破 |
| 地球防衛後半 | 斜めに進む敵を迎撃 | 40体撃破 |
| 土星への移動 | 大型対象を攻撃 | 破壊または逃走 |
| 土星地表 | 小型敵群を迎撃 | 32体撃破 |
| 最終編隊 | 翼型の敵3体と戦闘 | 全滅または1体の逃走 |
固定された最終面やスタッフロールはなく、周回を重ねながら得点を伸ばします。参加した全プレイヤーが残機を失うまで続く無限周回型です。
画面の見方
画面上部には、1Pの得点、ハイスコア、2Pの得点が並びます。クレジット数も表示されますが、プレイ中の途中参加やコンティニューはできません。
自機は画面下部に配置され、左右方向だけに移動します。通常弾は上へ進み、敵や一部の背景物に当たると消えます。敵弾、敵本体、大型対象に自機が触れると、耐久力の残量にかかわらず1機を失います。
地球防衛面では、基地付近に予備機のアイコンが並びます。敵がアイコンの位置まで侵入すると、操作中の自機が無事でも予備機が1機失われます。「DANGER」の表示は、敵が画面下部へ迫り、第2ボタンによる横方向の攻撃を使える状態になった合図です。
周回数は数字ではなく、基地上に並ぶバッジ状のアイコンで表されます。5周単位の大きなアイコンと、端数を示す小さなアイコンの組み合わせです。
操作方法
| 操作 | 内容 | 攻略での使い方 |
|---|---|---|
| レバー左・右 | 自機を左右へ移動 | 敵の正面へ射線を合わせ、敵弾や接触を避ける |
| 第1ボタン | 上向きの通常弾を発射 | 最大2発を交互に撃ち、途切れにくい攻撃を作る |
| 第2ボタン | 地球防衛面で横方向の攻撃を展開 | 画面下部へ侵入した敵をまとめて排除する |
通常弾は画面内に最大2発まで存在できます。ボタンを押した瞬間に発射されるため、押し続けても次弾は出ません。再び撃つには、ボタンを一度離してから押し直します。
第2ボタンは地球防衛面だけで使えます。画面下部まで来た敵本体が対象となり、複数の敵を一度に破壊できます。使用回数に制限はありませんが、発動後は横帯が消えて再使用できる状態になるまで待つ必要があります。
横方向の攻撃は敵弾を防ぎません。敵を消した直後も飛んでくる弾を見て、左右移動を続ける必要があります。
敵と標的の動き
| 場面 | 敵の性質 | 得点 |
|---|---|---|
| 地球防衛前半 | 最大5体が出現し、下部へ接近する | 1体40点 |
| 地球防衛後半 | 最大5体が斜め方向に進む | 1体100点 |
| 土星への移動 | 大型対象が画面端へ向かう | 破壊時100点から |
| 土星地表 | 複数形状の小型敵が出現する | 1体80点 |
| 最終編隊 | 翼型の敵3体が同時に出現する | 周回ごとに上昇 |
地球防衛面の敵は、画面下部へ到達すると予備機を奪う危険があります。通常弾で早めに数を減らし、侵入を許した敵には第2ボタンを使うという二段構えが有効です。
土星へ向かう途中の大型対象は、3発当てると破壊できます。最初の2発には得点がなく、3発目で初めて加点されます。画面端へ到達すると得点を得られないまま次のフェーズへ進みます。
土星地表では32体の撃破が必要です。通常弾は一部の背景物に触れると消えるため、敵との間に障害物が重ならない位置へ自機を合わせます。
最終編隊の3体は、それぞれ1発で破壊できます。ただし、1体でも終端へ到達すると、残りの敵がいてもフェーズ全体が終了します。得点を取り切るには、特定の1体だけを追わず、3体の進み具合を見ながら攻撃対象を切り替えます。
面進行と難易度
1周目を終えるたびに、敵の動きは段階的に速くなります。速度上昇は第13周まで続き、それ以降は最高速度の状態で周回を重ねます。
第2周以降は地球防衛面の動きが速まり、第3周以降は敵弾の進行も激しくなります。第5周以降は土星地表の先頭敵がさらに速く動くため、敵を引きつけてから撃つ余裕が少なくなります。
周回が進んでも、各フェーズで必要な撃破数や通常敵の基本点は変わりません。大型対象と最終編隊の得点は、第10周まで上昇します。高周回では、生存だけでなく1周あたりの獲得点も増える構成です。
スコア仕様
| 得点対象 | 得点条件 | 1周目 |
|---|---|---|
| 地球防衛前半 | 40点×25体 | 1000点 |
| 地球防衛後半 | 100点×40体 | 4000点 |
| 大型対象 | 3発目で加点 | 100点 |
| 土星地表 | 80点×32体 | 2560点 |
| 最終編隊 | 3体を順に撃破 | 200点、400点、400点 |
1周目にすべての対象を破壊すると、合計8660点です。大型対象を逃した場合は8560点になります。地球防衛面と土星地表だけで得られる固定部分は、合計7560点です。
大型対象の破壊点は、1周目の100点から1周ごとに100点ずつ上がり、第10周の1000点で上限に達します。3発目を当てなければ得点にならないため、途中まで攻撃して逃すと弾だけを失います。
最終編隊の基準点は、1周目の200点から1周ごとに200点ずつ上昇し、第10周の2000点で上限です。3体を通常の順序で倒した場合、1体目は基準点、2体目と3体目は基準点の2倍が加算されます。第10周以降に全対象を倒した1周の最高得点は18560点です。
ハイスコアの初期値は5000点です。得点が同点の場合は更新されず、電源を切ると記録は消えます。名前を入力する機能はありません。
残機とミス
初期残機は設定により3機、4機、5機から選ばれ、標準設定は4機です。敵弾、敵本体、大型対象との接触は、いずれも1回で1機を失います。
地球防衛面では、敵が予備機の位置へ侵入した場合も残機が減ります。自機が攻撃を受けていなくても失われるため、画面下部の敵を放置できません。
5000点または10000点に達すると、設定された得点で残機が1機増えます。ボーナス残機は、各プレイヤーが1ゲームにつき1回だけ獲得できます。
ミスすると自分の通常弾は消えますが、周回数、フェーズ、残りの撃破数、速度は引き継がれます。大型対象に1発または2発当てた後でミスした場合、復帰後は再び3発必要です。最終編隊でミスすると3体がそろった状態へ戻りますが、それまでの得点は残ります。
2人用は同時プレイではなく、ミスしたときに交代する方式です。フェーズをクリアしただけでは交代しません。相手がすでに全機を失っている場合は、残っているプレイヤーが続けます。
特殊演出
地球防衛面の2編隊を突破すると、土星へ向かう場面に移ります。大型対象との戦闘後には「GO TO THE SATURN」と表示され、土星地表へ到着します。
地球防衛面で敵が画面下部へ迫ると「DANGER」が現れます。この警告中は第2ボタンの横方向攻撃が有効になり、基地や予備機へ近づいた敵をまとめて破壊できます。
全残機を失った後は、「GAME OVER」ではなく「THE END」が点滅します。「THE END」は物語の完結を示す表示ではなく、ゲーム終了を知らせるものです。
攻略の流れ
開始直後は、通常弾を画面内に2発残し続ける感覚で撃ちます。押し続けても連射できないため、発射、離す、再発射という入力を一定の間隔で繰り返します。敵が下部へ降りる前に数を減らせば、予備機を守りやすくなります。
敵が増えてからは、1体を追って画面端へ寄りすぎないようにします。最大5体が動く地球防衛面では、中央付近から左右へ射線を移す方が、反対側へ現れた敵にも対応できます。「DANGER」が出たら、通常弾だけに固執せず第2ボタンを使います。
横方向の攻撃を出した後も、敵弾は残ります。横帯の効果を盾のように扱わず、敵弾の進路から自機を外してください。再使用までの間は、次に下部へ到達しそうな敵を通常弾で優先します。
大型対象との戦闘では、画面端へ逃げられる前に3発を集中させます。通常弾を無駄撃ちすると、最大2発という制限で次の発射が遅れます。対象の正面へ移動してから、ボタンを押し直す間隔を崩さず撃つ方が確実です。
土星地表では、敵と自機の間に背景物が入らない射線を選びます。弾が途中で消える位置から連射しても敵へ届きません。左右へ少し動き、上方まで通る列を見つけてから攻撃します。
最終編隊では、3体のうち最も終端へ近い敵を優先します。1体でも逃すと残りの敵を倒す機会も失うため、同じ敵への追撃より、危険な位置まで進んだ敵の排除を先に行います。各1発で倒せるので、3体へ素早く射線を切り替えることが全得点獲得につながります。
周回後は、1周目と同じ待ち方では敵を下部へ通しやすくなります。第3周以降は敵弾も激しくなるため、敵の正面に長く留まりません。第5周以降の土星地表では、射線を探す時間を短くし、障害物のない列へ早めに移動します。
攻略まとめ
生存と得点を両立する判断基準は、通常弾の2発を無駄にしないことです。命中しない方向へ撃ち切るより、敵の正面へ移動してから発射した方が、次の敵にも早く対応できます。
地球防衛面では、画面下部への侵入を最優先で防ぎます。敵が迫ったら横方向の攻撃を使い、発動後は残った敵弾を左右移動で避けます。大型対象と最終編隊は、逃走を許すと得点機会そのものを失うため、素早い撃破を選びます。
高周回になるほど、敵を引きつける戦い方は危険になります。通常弾が通る位置を早めに選び、最も下へ進んだ敵から倒す行動へ切り替えると、速度上昇後も残機と得点を維持しやすくなります。
(C)1981 SNK

