DC版『幕末浪漫第二幕 月華の剣士 Final edition』剣質と弾きの剣戟

『幕末浪漫第二幕 月華の剣士 Final edition』は、2000年12月21日にSNKから発売されたドリームキャスト用の対戦格闘ゲームです。1998年にアーケードで稼働した『幕末浪漫第二幕 月華の剣士 月に咲く華、散りゆく花』を移植し、家庭用独自の要素を加えています。幕末を思わせる和風の世界に四神や地獄門などの伝奇的な設定を取り入れ、剣士たちの生き方や別れを描いた作品です。

前作で起きた嘉神慎之介の反乱から半年が経過しても、現世と常世を隔てる地獄門は完全には閉じていませんでした。地獄門を封じるには四神と封印の巫女の力を集め、封印の儀を完成させなければなりません。青龍の力に目覚めた楓、兄の仇を追う御名方守矢、封印の巫女として使命を背負う雪を中心に、それぞれの目的を持つ剣士が再び集まります。高嶺響や刹那などの新たな人物も加わり、各人物の物語が地獄門を巡る戦いへ収束します。

対戦ではキャラクターを選んだ後に「力」と「技」の剣質を選択します。「力」は一撃の威力が高く、超奥義や潜在奥義を使った大きな反撃に向いています。「技」は攻撃を連続させる昇華や乱舞奥義を利用でき、手数を生かした戦いを得意とします。本作では両方の性質を備える上級者向けの剣質「極」も最初から選択できます。攻撃を受ける直前に入力して相手の技をはね返す「弾き」も重要で、成功すれば不利な状況から反撃できますが、失敗すると大きな隙をさらします。

ドリームキャスト版には、設定資料やイラストを閲覧できるアートギャラリーが用意されています。登場人物を題材にした花札で「こいこい」を遊べるほか、前作のデモ場面をまとめた映像も収録しています。1人用の物語、2人対戦、練習に加えて鑑賞要素も充実しており、シリーズ2作品の世界を振り返れる構成です。美しいドット絵、静と動を使い分けた演出、間合いと弾きが生む緊張感を家庭用機でまとめて楽しめる最終版です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次