アーケード『ファイティングゴルフ』基本仕様と攻略の考え方|18ホールの距離と継続条件

ファイティングゴルフ

『ファイティングゴルフ』は、1988年にエス・エヌ・ケイ(SNK)から登場したアーケードのゴルフゲームです。個性の異なる4人から選手を選び、少ない打数でカップを目指します。コースを見下ろす図と、ゴルファーの後方から眺める画面を見比べながら、一打ごとの狙いを決めていきます。

池や林をどう避け、次の一打をどこから打つか。クラブを振る前の判断にも、このゲームの面白さがあります。ホールごとの成績は通算スコアに加え、続けて遊べるホール数にも関わります。同じパーでも、ボーナス設定によって継続のしやすさが変わる仕組みです。

画面の読み方とクラブ変更の基本を押さえたうえで、18ホールの距離、残りホールの増減、コースでの判断を見ていきます。操作と継続ルールは米国向けVer.2を中心に扱います。稼働版や店舗の設定によって、ショット方式や開始時のホール数は異なります。

目次

ゲーム概要

プレイ人数は1~2人です。ホールの開始時には攻め方の助言が入り、ピンまでの距離に応じてクラブが自動選択されます。方向やクラブを決めて打ち、カップに入るまでショットを重ねる流れです。

4人のゴルファーには、飛距離や正確さに違いがあります。米国向けの選手紹介では、SUPER MEXが万能型、MIRACLE CHOSUKEがパットを得意とする選手です。PRETTY AMYは安定したプレイヤー、BIG JUMBOは飛ばし屋として登場します。

打数を競うストロークプレイに加え、ナッソーゲームも用意されています。ここで扱うのは、各ホールの規定打数と通算成績、プレイ継続に関わる基本ルールです。

画面の見方

通常のコース画面は、左側のコース図と右側の立体的なプレイ画面で構成されます。コース図では球と旗、水域、林、バンカーの位置を見渡せます。グリーン付近では、俯瞰図を大きく表示し、ゴルファーを小窓に映す画面も使われます。

左上のOUTは前半、INは後半を表し、その横に現在のホール番号が出ます。Yを伴う数値はホールの表示距離、PARは規定打数です。SCOREはそのホールの打数、TOTALは通算のパーに対する成績を示します。

画面下のCLUBには選択中のクラブが表示されます。その右側にも距離欄がありますが、左上のホール全長とは別の表示です。たとえば1番ホールでは、左上が428Y、下の距離欄が407.5Yとなる場面があります。

球が置かれている地面の状態を「ライ」と呼びます。画面下にはFAIRWAYやHEAVY ROUGHなどの表示が出るため、コース図と併せて現在地を把握できます。WINDは風向の矢印と風の数値、TIMEはショット操作の残り時間を示す欄です。

ショット画面には、MAX・MINの横ゲージや、右端の縦目盛りもあります。操作方式の違いと併せて、打つ前に目を向けたい部分です。

操作方法

操作には方向レバーと2つのボタンを使います。Aボタンには、1回押しでスイングする標準方式と、3回押しを使う別方式があります。米国向けVer.2で3回押しになるのは、英語設定で別方式を選んだ場合です。日本語設定では標準方式になります。

スクロールできます
操作内容攻略での使い方
レバー左右ショット前の打つ方向を調整コース図で狙う場所に合わせる
Bボタンクラブを1つずつ順送り自動選択されたクラブを変更する
Aボタン・標準方式1回押しでスイング方向とクラブを決めてから打つ
Aボタン・別方式スイングに3回の押下を使用プレイ前にショット方式を確かめる

Bボタンは押すたびにクラブが切り替わり、押しっぱなしでは連続して送りません。選択順は、1W、3W、4W、1I、3I、4I、5I、6I、7I、8I、9I、PW、SW、PTです。PTの次は1Wへ戻ります。グリーン上では、Bボタンによるクラブ変更を受け付けません。

Wはウッド、Iはアイアンの表記です。PWはピッチングウェッジ、SWはサンドウェッジ、PTはパターを指します。

コースと障害物

コースには3種類のラフと2種類のバンカーがあり、水域や林も配置されています。芝の深い場所や砂地、水際を含む地形の組み合わせが、ホールごとの景色を作っています。

前半のOUTが1~9番、後半のINが10~18番です。下の距離はホール紹介の表示値で、ショットごとの残り距離とは区別してください。

ホール距離(ヤード)PAR
14284
23824
31993
44825
53744
61633
74174
85435
93914
104044
113664
121473
134064
146255
154824
161753
174745
184574
OUT合計3,37936
IN合計3,53636
18ホール合計6,91572

最も長い14番は625ヤードのPAR5です。一方、同じ482ヤードでも、4番はPAR5、15番はPAR4となっています。距離だけでなく、そのホールに設定された規定打数も成績を左右します。

スコア仕様

通算成績には、ホールを終えるたびに「打数からPARを引いた値」が加わります。規定打数と同じならパー、1打少なければバーディー、2打少なければイーグルです。1打多い結果はボギーとなります。

たとえばPAR4を3打で終えると、通算成績は1つ下がります。反対に5打なら1つ上がるため、数値は小さいほど好成績です。通算打数がPARの合計と同じならEVEN、アンダーパーはマイナス、オーバーパーはプラスで表されます。

前半9ホールの規定は合計36打です。27打で回った場合は36打より9打少なく、TOTALは−9となります。

残りホールの仕組み

開始時に遊べるホール数は、店舗の設定によって2・3・4・5のいずれかになります。1ホールをプレイすると残りが1つ減り、成績に応じた追加分で補われる仕組みです。追加ホールのボーナスには、少ない設定と多い設定があります。

下の表は、プレイした1ホールの消費まで含めた増減です。通常ホールを終えた後に、開始前から残りがいくつ変わるかを示しています。

スクロールできます
ホールの結果少ない設定多い設定
ボギー、またはそれより多い打数−1−1
パー−1増減なし
バーディー増減なし+1
イーグル+1+2

少ない設定ではバーディー、多い設定ではパーが、残りホールを減らさない基準です。たとえば残り2ホールからパーで終えると、少ない設定では残り1、多い設定では残り2となります。

特別な結果には大きな追加があります。PARより3打少ないアルバトロスと、PAR3を1打で決めるホールインワンは、どちらの設定でも残りホールが9つ純増します。PAR3のホールインワンに通常のイーグル分は重ねて加わりません。通常結果とこの特別結果による加算は、残り99ホールが上限です。上限付近では、表に示した数だけ増えるとは限りません。

通常設定では、ホール終了時に残りが0になるとプレイを続けられなくなります。9番を終えた時点で残りがあれば、そのまま後半へ進みます。コンティニューの可否も店舗の設定によって異なります。

時間切れとギブアップ

ショットの準備には制限時間があります。米国向けVer.2のTIME初期表示は、短い設定と長い設定で異なります。英語設定では12または15、日本語設定では15または20です。

標準の1回押し方式で通常の1人プレイをしている場合、時間切れになると球が動かないまま1打を費やします。ギブアップに達していなければ、次のショットへ進みます。

ミスや時間切れの後、打数が規定の2倍以上になるとギブアップとなります。記録される打数はPAR3なら6打、PAR4なら8打、PAR5なら10打です。

攻略の流れ

プレイ前は、ショット方式とボーナス設定を把握するところから始めます。設定を確認できる環境なら、開始時のホール数と時間設定も見ておきたいところです。打ち方と継続の目標を先に決めておくと、一打ごとの判断を絞れます。

各ホールの開始時は、まず表示される助言を読み、コース図で水域、林、バンカーの位置を確かめます。次に、自動選択されたクラブを出発点として、距離、ライ、風を見比べます。グリーン以外で変更が必要なら、Bボタンで選び直せます。狙いを合わせてショットへ進みましょう。

序盤は、グリーンまでの距離と、次に打つ場所を分けて考えます。英語表示のホール案内では、1番はまっすぐフェアウェイへ運び、グリーン手前のバンカーに注意する流れです。2番は左の木を避けて右側へ置き、その先の水越えを考えるよう促されます。

短いホールでも、グリーン中央だけを見て打つと周囲の地形を見落とします。3番の案内は、左の海側を避けてグリーン右側から狙い、横風に注意する内容です。6番では木の間を通す狙いが示されます。ホールごとに、打球を通したい方向をコース図で確かめてください。

前半の終盤では、曲がったフェアウェイの先まで意識します。右へ折れる8番は、最初に小さなフェアウェイへ置き、第2打で林を越えてグリーンを狙う案内です。最初から旗だけを目標にせず、第1打の着地点と第2打の方向を組み合わせて考える場面になります。

後半は、グリーンへ乗せるだけで満足しない狙いも出てきます。12番の案内は、広いグリーンへの1オンに加え、ピンに寄せることを重視しています。1オンとは、第1打でグリーンへ乗せることです。球を運ぶ先を、グリーン全体からカップの周囲へ絞って考えます。

14番の水越えは、第1打の結果を見てから考える狙いです。ホール案内では、右側のフェアウェイへ250ヤードを超える第1打を運べた場合に、第2打で水を越える流れが示されます。条件を満たす前から、同じ攻め方に決めてしまわないようにしましょう。

終盤の16番では、グリーンを囲む池と風向、風の強さを見比べます。17番は木の間を狙い、周囲の深いラフを避ける案内です。18番は、右方向へ長い第1打を運び、第2打を打ちやすくする案内です。ここでも、ホール開始時の助言を実際の風と現在地に照らして使います。

ショット前に迷ったときは、狙う方向とクラブ選択を何度も行き来しないようにします。TIMEを確かめ、方向とクラブを決めたらショットに進みます。ホールを終えたら打数とPARを比べ、次のプレイで見直すホールを絞っていきましょう。

攻略まとめ

長く遊ぶための判断は、ボーナス設定に合わせて組み立てます。パーで残りを保てる設定なら、まず規定打数を大きく超えたホールを見直します。バーディーが維持の基準となる設定では、規定打数を下回れるホールを増やすことが目標です。

コースで意識したいのは、一打の飛距離と次に打つ場所の両方です。ホール案内を手掛かりに着地点を決め、クラブ、ライ、風を見てショットへ進みます。成績表で振り返るところまでを一つの流れにすると、次に試す狙いが具体的になります。

©1988 SNK

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