『PA花の慶次~傾奇一転 87ver.』は、大当たり後に必ず75回転の傾奇RUSHへ入る甘デジです。初当たりの種類でRUSH突入が左右されず、城門突破や歴代演出を4種類のモードから選べます。さらに、RUSH終了後は通常時を185回転消化すると遊タイムが発動します。ここでは、継続率約60%の内訳から重要演出、カスタム、裏ボタンまで、遊技の流れに沿ってまとめます。
甘デジの基本スペック
本機は大当たり確率1/87.84の1種2種混合機です。図柄抽選と右打ち中の役物抽選を組み合わせたタイプで、通常時と右打ち中の実質大当たり確率は同じです。出玉は実獲得数ではなく、払い出し個数で表します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 機種名 | 『PA花の慶次~傾奇一転 87ver.』 |
| 型式名 | PA花の慶次~傾奇一転N |
| メーカー | ニューギン |
| 導入日 | 2026年6月8日 |
| 機種区分 | 甘デジ・1種2種混合機・遊タイム搭載 |
| 大当たり確率 | 通常時1/87.84 |
| 右打ち中実質確率 | 1/87.84 |
| RUSH突入率 | 100% |
| RUSH回数 | 電サポ75回転+残保留4個 |
| RUSH継続率 | 約60% |
| 75回転内の継続率 | 約57.6% |
| 遊タイム | 低確率260回転消化で時短5000回転 |
| ラウンド・カウント | 4Rまたは10R・10カウント |
| 払い出し出玉 | 4R約400個・10R約1000個 |
| 賞球数 | 1&1&1&3&6&10 |
| コンプリート機能 | 搭載 |
初当たり時は4Rが中心で、10Rは1%です。右打ち中は10Rが33%となるため、同じ大当たりでもRUSH中の方が1000個払い出しへつながる割合が高くなります。振り分けは次のとおりです。
| 入賞経路 | 大当たり内容 | 割合 | 終了後 |
|---|---|---|---|
| 通常時(ヘソ) | 10R・約1000個 | 1% | 傾奇RUSH75回転 |
| 通常時(ヘソ) | 4R・約400個 | 99% | 傾奇RUSH75回転 |
| 右打ち中(電チュー) | 10R・約1000個 | 33% | 傾奇RUSH75回転 |
| 右打ち中(電チュー) | 4R・約400個 | 67% | 傾奇RUSH75回転 |
初当たり後の進行経路
通常時の7図柄揃いは、10R約1000個の傾奇BURSTです。7図柄以外の揃いは、4R約400個のKABUKI BONUSとなります。どちらも消化後は傾奇RUSHへ移り、突入をかけた追加抽選はありません。
右打ち中の4RはKABUKI BONUS、10Rは超KABUKI BONUSです。どちらも終了後は75回転の傾奇RUSHが改めて始まります。振り分け上、別の上位モードへの移行先はありません。
傾奇RUSHの継続と出玉
傾奇RUSHは、電動チューリップのサポートが働く75回転で、実質1/87.84の大当たりを狙います。75回転だけの継続率は約57.6%です。ここへRUSH終了時に残る4個の保留での引き戻しを加えたトータル値が、約60%と表記されています。
突入率100%と継続率約60%は意味が異なります。前者は初当たり後にRUSHへ入る割合、後者はRUSHと残保留で次の大当たりを得られる割合です。初当たりを引けば必ず右打ちへ進めますが、次回大当たりが保証される仕組みではありません。
遊タイム発動までの流れ
大当たり後から低確率状態を260回転消化すると、遊タイム「疾風迅雷」が発動します。恩恵は時短5000回転で、大当たりへの期待度は高い状態です。
発動までの260回転には、傾奇RUSHの75回転も含まれます。RUSHを駆け抜けた直後なら、通常時を185回転消化すると遊タイムへ到達します。途中で大当たりした場合は傾奇RUSHへ戻り、遊タイムまでの回転数は大当たり後から数え直しです。
選択できる4種類のRUSH演出
傾奇RUSHでは、演出の方向性が異なる4種類のモードを選べます。選択できるのはラウンド中だけではありません。RUSH消化中にも変更できるため、同じ連続大当たりの途中で演出を切り替えられます。
| 演出モード | 主な特徴 |
|---|---|
| 一騎駆RUSH | おなじみの城門突破を中心に展開 |
| VINTAGE RUSH | 歴代シリーズ機のリーチが展開 |
| 新・一騎駆RUSH | 新しい映像による城門突破を展開 |
| KABUKI ON STAGE | 新デザインのキャラクターバトルが中心 |
一騎駆RUSHは王道の城門突破、新・一騎駆RUSHは新映像の城門突破が軸です。VINTAGE RUSHは歴代機のロゴや導入年度とともに過去のリーチが流れます。KABUKI ON STAGEでは、対戦相手や味方、ボタンの種類によって期待度が変化します。
通常時に見るべき重要演出
4大KABUKI演出の見どころ
4大KABUKI演出は、キセル演出、グレードアップ演出「傾奇御免」、金系演出、前田慶次リーチです。いずれも発生時の期待度は高く、通常時の中心となります。
キセル演出は、スーパーリーチ発展の合図となる傾奇一転役物の落下後に発生します。金系演出は変動中だけでなく、リーチ中に出ても期待度は高いパターンです。傾奇一転役物は落下で花鳥風月リーチや傾奇絵巻リーチへの発展契機となり、開放まで進めば前田慶次リーチへつながります。
グレードアップ演出は「大喝<怒髪天<悪鬼羅刹<傾奇御免<天下無双」の順で上昇します。悪鬼羅刹以降は期待度が高く、傾奇御免まで届けば4大KABUKI演出のひとつが成立します。最上位の天下無双は大当たり濃厚です。
先読みと保留変化の見方
保留は色ではなく形が変わり、「野菊<小判<廻天激ガチャ<朱槍<虎」の順で期待度が上がります。野菊保留の期待度は低い一方、小判、廻天激ガチャ、朱槍は期待度が高いパターンです。虎保留は大当たり濃厚となります。
ZONEは滞在ステージに対応し、真・花の慶次では骨ZONE、真・花の慶次2では演華ZONE、真・花の慶次3ではげんまんの約束ZONEが発生します。雲のかなたにZONEは全ステージ共通で、突入時の期待度は高い先読みです。入賞時や変動開始時のボタンバイブも期待度は高いため、その後の役物や発展先を確認したい場面となります。
上位リーチへの発展経路
ショートリーチは単独の期待度が低く、終盤のボタン完成から上位演出へ進むかが見どころです。花鳥風月リーチも単独では期待度が低いものの、廻天激トリプルリーチや盃リーチへの発展口になります。傾奇絵巻リーチへ進めば期待度は高く、上位リーチ発展にもつながります。
廻天激トリプルリーチ、盃リーチ、前田慶次リーチはいずれも期待度が高いリーチです。廻天激トリプルリーチでは慶次のオーラが金または虹なら大当たり濃厚となります。盃リーチで月が輝くパターンも大当たり濃厚です。7図柄テンパイは大当たりに加えて10Rの傾奇BURSTが濃厚となるため、図柄にも意味があります。
カスタム機能の設定方法
通常時の演出カスタムは、待機中または変動中に十字キーの上を押すと変更できます。カスタムは大当たり確率を変える機能ではありません。告知の出現頻度や発生時の期待度、大当たりに絡む割合を変え、自分に合う待ち方を選ぶ機能です。
告知タイプごとの違い
| カスタム | 設定時の変化 |
|---|---|
| 先バレ50%設定 | 入賞時に効果音とボタン発光が発生し、期待度は高い |
| 先バレ99%設定 | 効果音がキセル音へ変わり、先バレ発生時の期待度は高い |
| 先読みチャンス | 先読み発生時の期待度が高くなる |
| バイブアップ | バイブ発生で大当たり濃厚・占有率約45% |
| エアー告知アップ | エアー発生で大当たり濃厚・占有率約60% |
先バレ50%設定で先バレが大当たりに絡む占有率は91.3%、99%設定では90.0%です。ここでいう占有率は、先バレが発生したときの期待度ではありません。大当たり全体のうち、先バレを伴う割合を示します。99%設定のキセル音は告知音であり、キセル演出自体の発生を約束するものではありません。
先読みチャンス設定時は、先読みの期待度が高くなり、大当たり占有率は81.6%です。ただし、先バレを設定すると先読みチャンスは非設定と同じ扱いになります。規定保留数到達時のバイブや、ボタン操作を自動化する遊技機能カスタムも搭載されています。
遊技スタイル別の選び方
期待できる変動を入賞時に知りたい人には、先バレ50%設定が合わせやすいでしょう。キセル音による強い先バレを待ちたい場合は、先バレ99%設定が候補になります。
先読みからリーチまでの展開を残したい人は、先読みチャンスを軸にできます。振動や風による一発告知を重視するなら、バイブアップやエアー告知アップが選択肢です。変動途中の驚きを残すか、早い段階で手応えを得たいかで選び方が変わります。
裏ボタンの操作と反応
ショートリーチ中には、画面にPUSHの指示が出ていない状態でボタンを連打する裏ボタンがあります。入力を受け付けると、3分割されたドラム役物が回転します。
十分に連打し、押下不足ではない状態でドラムが「壱」まで回転すると大当たり濃厚です。「弐」までの回転と「参」の白発光は期待度が低く、「参」の赤発光と金発光は期待度が高くなります。回転数が単純に多いほど強いわけではなく、「壱」停止が特別な反応です。
一騎駆RUSHと新・一騎駆RUSHの城門突破では、城門ゲージをボタンで止めた後も連打すると、ゲージがMAXへ到達して大当たりとなる場合があります。裏ボタンを押さなくても、大当たり抽選やリーチの結果は変わりません。内部で決まった結果を別の見せ方で楽しむ操作です。
全11曲を収録した搭載楽曲
搭載楽曲は、小林幸子の「いくさで咲くは花の慶次」「傾奇者恋歌」をはじめ、大西洋平の「傾奇者燦歌」「煌ーKOHー」、角田信朗の「漢花」「よっしゃあ漢唄」「修羅の果てまでも」など全11曲です。「あっぱれ傾奇道」では、前田慶次(CV:藤沢としや)の歌声も楽しめます。
兄弟機から変わった仕様
本機は『e花の慶次~傾奇一転』や『デカスタe花の慶次~傾奇一転』の流れをくむ兄弟機ですが、1/87.84の甘デジとして設計されています。RUSH突入率100%と遊タイムを組み合わせ、初当たりから毎回4種類のRUSHを選べる点が本機の個性です。
本機と相性がよい遊技者
『PA花の慶次~傾奇一転 87ver.』は、RUSH突入をかけた関門よりも、初当たり後に必ず右打ちを体験したい人に向いています。継続率は約60%なので、長い連続大当たりだけを重視する仕様ではありません。その代わり、右打ち中は10R比率が33%あり、4種類のモードを大当たりのたびに選べます。
歴代の城門突破を好むシリーズファン、キセルやグレードアップ演出を自分好みの告知バランスで待ちたい人にも相性がよいでしょう。初当たり後の右打ちを重視しつつ、4種類のモードを選びたい人に合う1台です。

